マンフレッド (シューマン)
From Wikipedia, the free encyclopedia
初演
編成
作品の内容
序曲と15の音楽から成り立っている。
序曲
単独でも頻繁に演奏されている。変ホ短調、4分の4拍子。ソナタ形式。冒頭1小節の激しい和音打撃に続き、緩やかな序奏が始まる。オーボエの悲痛な旋律に次第に厚みを増して盛り上がると、トランペットの信号とともにアレグロに突入し、3連符とシンコペーションが特徴的な第1主題が弦楽器に提示される。続いて嬰ヘ短調で第2主題群が始まる。弦楽器の流れるような旋律と、熱情的に上行する旋律。展開部は第2主題動機と第1主題の付点リズム動機が組み合わせられて進んでゆき、ほぼ形通りの再現が行われたあと、第2主題が切れ切れに奏される上で3本のトランペットが和声的な暗い旋律を静かに吹き鳴らす。この部分は印象的である。そして再びテンポを落とし、オーボエの悲痛な旋律が回帰し、ひっそりと曲を閉じる。
第1幕
第1場
第2場
- ユングフラウ山中のマンフレッド
- イングリッシュ・ホルンの牧歌的な旋律。台詞の伴奏音楽。
第2幕
- 前奏曲 牧歌的な流れるような旋律。
第2場
- アルプス山中の瀑布のそば
- 明るく軽やかな音楽。台詞の伴奏音楽。
第4場
第3幕
- 前奏曲
- 第2幕第4場を彷彿とさせる壮麗な行進曲。
第1場
- マンフレッドの独白
- 穏やかな曲調。台詞の伴奏音楽。
第4場
- マンフレッドの独白
- 夜空を眺めている。穏やかな曲調。
- 死の精霊との対決
- 激しい響き。台詞の伴奏音楽。
- レクイエム・エテルナム・ドナ・エイス
- マンフレッド最期の時。合唱によるレクイエム。台詞の伴奏。
特徴
録音
序曲に関しては録音が多数存在するため紹介を省く。全曲盤に関しては、下記のものが有名である。
- カール・シューリヒト指揮、シュトゥットガルト放送交響楽団、シュトゥットガルト放送合唱団ほか(Urania URN 22.221)
参考文献
- 岩波文庫『マンフレッド』(小川和夫訳)ISBN 4-00-322161-3。
- 『マンフレッド序曲』フルスコア:Schumann "Manfred" Overture for Orchestra Op.115 Edition Eulenburg No.646
外部リンク
- シューマン:「マンフレッド」序曲 - 『大阪交響楽団楽曲解説データベース』より[リンク切れ]
- 『マンフレッド』作品115の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト