ミセバヤ

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ミセバヤ
鉢植えにされたミセバヤ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: バラ目 Rosales
: ベンケイソウ科 Crassulaceae
: ムラサキベンケイソウ属 Hylotelephium
: ミセバヤ H. sieboldii
学名
Hylotelephium sieboldii
(Sweet ex Hook.)
和名
ミセバヤ
タマノヲ
英名
Siebold's stonecrop

ミセバヤ(見せばや) Hylotelephium sieboldii はベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(セダム属に分類されることもある)に分類される多肉性の宿根草古典園芸植物の一つであり、玉緒(たまのを)とも呼ばれる。

和名は「見せたい」という意味の古語が変形したもので、高野山の法師が詠んだ和歌にちなんでいるといわれている。


花言葉「つつましさ」「大切なあなた」[要出典]

古くから園芸用に栽培されているものが日本全国各地に見られ、それらが逸出し群馬県などで野生化している。栽培逸出でないと考えられているのは、香川県小豆島寒霞渓のみであったが、近年奈良県内で別の自生地が発見された。変種まで含めると、エッチュウミセバヤが富山県の河川上流の山岳地帯に見られる。

命名が高野山に由来していることなどから、古くはもっと広い地域に分布していたと考えられる。日本国外では、中国湖北省に変種と考えられる株の自生が確認されている。その他同属の近縁種が東アジアの山岳の岩塊地帯に多く見られる。

形態

根茎から斜め上、または下垂する茎を有する。茎の長さはふつう20cmだが、栽培下では30cmを越える。茎には間隔をおいて3枚の葉が輪生する。各葉の長さは1-1.5cmで葉柄がなく、葉先は円形だが基部は若干細まり、数個の低い円形鋸歯を有する。色は白みがかった緑だが、葉縁は濃赤色になる。なお晩秋から冬にかけては全体が紅葉し、葉縁と同じ色になる。

花期は10月-11月で、花茎の先端に散房花序をなしそこに密生して開花する。色は淡紅色で花径は約1cm、花弁は5枚で長さ4mmほど。裂開前の葯は濃赤紫色でよく目立つ。雌しべは花弁よりも色が濃く目立ち、基部は急に細まり柄状になる。

アルタイミセバヤ

変種

エッチュウミセバヤ H. sieboldii (Sweet ex Hook.) H. Ohba var. ettyuense (Tomida) H. Ohba

花序の付き方が半球形であり、葉が卵形になる点がミセバヤと異なる。

ヒダカミセバヤ
六甲山高山植物園

近縁種

アルタイミセバヤ H. ewersii (Ledeb.) H. Ohba
アポイミセバヤ H. cauticolum f. montanum
エゾミセバヤ H. pluricaule (Maxim.) H. Ohba
ツガルミセバヤ H. tsugaruense (Hara) H. Ohba
ヒダカミセバヤ H. cauticolum (Praeger) H. Ohba

アルタイミセバヤのみ海外産種で、それ以外は日本産種である。これらも園芸種として栽培されており、特にヒダカミセバヤは本種より矮小で場所を取らないため本種より人気がある。

保護上の位置づけ

絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト

上記にあるように、現在自生地とされているのは香川県小豆島の寒霞渓と奈良県内のみである。しかしどちらの自生地でも個体数は少なく、また栽培逸出の可能性も完全に否定できていない。

変種のエッチュウミセバヤも位置づけは同じ。

生態

人間との関係

参考文献

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