ミヤグモ
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ミヤグモ(Ariadna lateralis (Karsch)はエンマグモ科ミヤグモ属のクモで、この類では日本で最も普通な種である。ただし、表に姿を見せることはほとんどないので、普通の人がその姿を見ることはまずない。
体長10-15mm程度のクモで、全身黒っぽい。全体に表面が光って見える。
頭胸部は幅の狭い楕円形で、前側がやや狭くなっている。腹部は細長い楕円形。はっきりした模様はなく、全体に細かい毛がはえている。
歩脚は中程度の長さであるが、特徴的なのは前三対が前を向き、最後の一対だけが後ろを向くことである。このような配置は、カニグモやアシダカグモなどにも見られるが、徘徊性でないものでは例が少ない。
習性
最も普通には枯れ木の剥がれかかった樹皮の下に見られる。糸を重ねて作られた筒状の巣を樹皮と材の隙間に作り、樹皮の裂け目等からその巣の口が外面に開く。巣の口は円形に開いて、その周囲の樹皮には受信糸が張られている。外見的には糸でかがられた小さな穴が開いていて、そこから周囲に糸が張られた格好である。樹皮をめくると円筒形の巣が見られる。その他に、枯れ木のひび割れや、岩の裂け目などに巣を作ることもある。