モノセロス
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伝承
モノセロス(英語: monoceros)という名前は、ギリシャ語のμονόκερως (monokerōs) に由来し、単一を意味する「モノ」に、角を意味する「ケラス」がついた合成語である。
モノセロスに言及した最古の史料は古代ローマの博物学者大プリニウスの『博物誌』であり、そこでは体はウマで、(ツノを除く)頭はシカ、そして足はゾウ、またイノシシの尾を持つとされていた。額の中央部に1本の黒い角があり、その長さは2キュビット(約1メートル)、生きたまま捕獲することは不可能であるという[3]。
6世紀のキリスト教修道士コスマス・インディコプレウステースは自著『キリスト教地誌』の中で、実物は見ていないと断った上で、アイティオピア(古代エチオピア)の王宮にてこの動物を象った像を見たとして、この生物について説明している。それによれば、この生物を人々は恐ろしく無敵の生き物だと語り、その強さは額の角にあると説明している。多くの狩人に襲われ追い込まれても、断崖絶壁の頂上まで逃げた後にそこから飛び降りてしまう。しかし、着地時に頭を下にして角で衝撃をそらすことで、無傷で逃げおおせるという[4]。
