ランケット
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ルネサンス型のランケットには、洋梨の木又はカエデからできた円筒ブロックの上に小さな筒が直角につけられ、その上にダブルリードが直角についている。構造の外観は、セビリアの町の外郭の塔に似ている。楽器内部に通る円筒は9回曲がり、小さな楽器にしてはとても低い音域を持つ。演奏時は、手を向かい合わせにして持ち、指の平だけでなく、指の奥の方でも押さえる。
ルネサンス型のランケットは直接吹き込むが、口の中にリードを入れていたか、それとも管(Windkapsel)に入れていたかは分からない。唇の負担を軽くするため、しばしばピルエット(Pirouette)を使用した。楽器は、やや下に傾けて、水平に吹奏される。
ルネサンス型のランケットの響きは、ドゥルシアンや後のファゴットよりもざらざらとして力強い。ルネサンス期のリード楽器の多くと同じように、ルネサンス型のランケットのダイナミクスレンジは狭く、息の圧力の変化は主に音色を変えるのに用いられる。
20世紀では、ルネサンス型のランケットは復元され、テナーF–d0、バセットB1–g0、バスF1–d0、グレートバスB2–Gが製作された。

