ランボー/最後の戦場
2008年に公開されたアメリカ映画
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『ランボー/最後の戦場』(原題: Rambo)は、2008年5月24日に公開されたアメリカ映画。主演、監督、脚本はシルヴェスター・スタローン。
| ランボー/最後の戦場 | |
|---|---|
| Rambo | |
| 監督 | シルヴェスター・スタローン |
| 脚本 |
シルヴェスター・スタローン アート・モンテラステリ |
| 原作 |
キャラクター創造 ディヴィッド・マレル |
| 製作 |
アヴィ・ラーナー ケヴィン・キング・テンプルトン ジョン・トンプソン |
| 製作総指揮 |
ランドール・エメット ジョージ・ファーラ アンドレアス・ティースマイヤー フロリアン・レクナー ダニー・ディムボート ボアズ・デヴィッドソン トレヴァー・ショート |
| 出演者 |
シルヴェスター・スタローン ジュリー・ベンツ |
| 音楽 | ブライアン・タイラー |
| 撮影 | グレン・マクファーソン |
| 編集 | シーン・アルバートソン |
| 製作会社 | ミレニアム・フィルムズ |
| 配給 |
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| 公開 |
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| 上映時間 |
91分(劇場公開版) 99分(エクステンデッド・カット版) |
| 製作国 |
|
| 言語 |
英語 ビルマ語 タイ語 |
| 製作費 | $50,000,000[1] |
| 興行収入 |
$113,244,290[1] |
| 前作 | ランボー3/怒りのアフガン |
| 次作 | ランボー ラスト・ブラッド |
ベトナム帰還兵ジョン・ランボーを描いた『ランボー』シリーズの第4作目。前作『ランボー3/怒りのアフガン』から、実に20年ぶりの続編となった[2]。
あらすじ
ジョン・ランボーはタイ北部のジャングルで、ボートによる運搬やヘビ狩りを生業としながら、ひっそりと暮らしていた。人権弾圧が続く隣国のミャンマーでは、軍事政権が少数民族カレン族を凌虐し、土地や天然資源を略奪していた。
ある日、キリスト教系NGOの一団がランボーのもとを訪れ、ミャンマーへの案内を依頼する。最初は断ったランボーだが、NGOの1人サラ・ミラーの熱心な頼みに心動かされ、ミャンマーに送ることを決意する。道中で遭遇した盗賊団を撃退しつつ、なんとかミャンマーまで彼らを送り届けたランボー。だが数日後、あのNGO一行が極悪非道な指揮官ティント率いるミャンマー軍に捕らえられたと知る。
救出を請け負った傭兵団を送るため、ランボーは再びミャンマーへ向かった。到着後、ランボーは同行を希望したが、リーダー格のルイスに船の見張りを命じられる。傭兵団はカレン族のビエンにNGO一行がいた村へ案内され、そこで惨殺されたカレン族を目の当りにし、任務の継続か中止かで言い争いとなった。そこへミャンマー兵が再び現れ、傭兵団は彼らの新たな残虐行為を目撃するが、何もせず隠れてやり過ごそうとした。すると突然ランボーが現れ、弓矢でミャンマー兵を全滅させる。それを見ていた傭兵団らは敵に気づかれる前に脱出を試みるが、ランボーの言葉に動かされ、NGO一行救出の継続を決意する。
ランボーと傭兵団は、敵の根拠地に潜入し、夜の闇に紛れての救出が始まる。ルイスたちが数人の現地人女性と、サラ以外のNGO生存者を救助。別の場所に居たサラもランボーに救助されるが、二人は集合時刻に間に合わず、ルイスらは先に撤収する。脱出しようとするランボーとサラは敵に見つかるものの、彼を待っていた傭兵団の一人の狙撃兵スクールボーイに救われ、彼を加えた三人で逃走する。しかし、夜が明けるとミャンマー軍が救出に気づき、山狩りを始める。そのころ、先行していたルイスが地雷に触れて足に重傷を負い、彼のグループの逃走は困難になっていた。遅れて別ルートで逃走していたランボーたち三人も、サラが足を負傷。さらに軍犬を伴った追跡部隊の移動速度が高いことをランボーは悟る。彼はサラをスクールボーイに託し、自らがおとりとなることを決意。ランボーは軍犬を引きつけ、第2次大戦時に落とされた不発弾を使って追跡部隊を罠にかけ、その部隊を壊滅させる。
そのころ、サラとスクールボーイはボートを係留した付近の森に到着。そこからボートの様子を伺うと、ティントを含むミャンマー軍の一団がおり、先行していたルイスたちが捕らえられていた。ティントが彼らを処刑しようとし、二人は何もできず諦めかけていたとき、追いついたランボーが現れて重機関銃を奪取し、ミャンマー軍に向けて猛撃を加える。傭兵たちも敵の銃を奪うなどして一斉に反撃。一時は多勢に無勢で不利になるものの、ビエンが連れてきたカレン族(カレン反乱軍)の登場により、ミャンマー軍は潰走。ティントは戦場から逃走を図るが、ランボーによって腹をかき切られ倒される。
生き残った婚約者マイケルのもとに走るサラを見つめるランボー。そして彼は帰国し、アリゾナの自宅に帰るのだった。
登場人物
- ジョン・ランボー
- 元グリーンベレーのベトナム帰還兵。ベトナム、アフガニスタンと様々な戦場で戦ってきた戦士。現在は戦いから退き、タイ北部のジャングルで毒ヘビを捕まえて売り、サルウィン川でボートを使って人や荷物を運搬するなどして生計を立てている。アメリカ人だが、現地語は堪能。
- 商売柄、ボートのスクリューを金属素材から鍛錬して自作するなど工作技術に長け、サラたちを救うと決意した際にはこれを応用してマチェットを自作している。
- 初期装備:コンパウンド・ボウ・自作マチェット・M1911A1
傭兵
- ルイス・オールセン
- 傭兵のリーダー的存在。スキンヘッド。SAS出身の一流の兵士だが、口が悪く荒々しい気性でランボーとは折り合いが悪く、何かと挑発している。金のためだけに戦う現実主義者で、NGO一行の行動についても批判していた。離婚歴があり、慰謝料と養育費のために戦っているという。非常にタフで、いかなる状況下でも屈しない闘志の持ち主。必要とあらば味方や救出対象者を見捨てる非情な選択を下せる面を持つ。終盤に地雷を踏んで足に重傷を負い、敵の捕虜となって拷問を受けたが、それに屈せず銃をとって戦った。
- 初期装備:モスバーグM590カスタム
- スクールボーイ
- 若き狙撃兵。本名シド・フォーク。スクールボーイは狙撃兵養成学校でついた愛称。傭兵メンバーにおいて唯一、人命のために戦うという理想を追い求め続けており、NGOの行動を称賛していた。当初からランボーに友好的で、彼の同行に賛成したり、敵基地からの脱出の際は二人を見捨てずその場に残った結果、彼の危機を救っている。最終決戦では、多数の敵兵を前に静観を余儀なくされるが、ランボーの反撃開始を機にミャンマー兵や哨戒艇の機銃手を狙撃して皆をサポートした。
- 装備:バレットM82A1CQ(スコープ・AN/PVS22・サプレッサー 装着/迷彩塗装)・M18A1クレイモア
- ディアス・バラデルマ
- バンダナを着用したひげ面の男。支援火器担当。元・コロンビア陸軍の兵士。国を守るという理想から湾岸戦争に参加したが失望し、それでも家族を養うため唯一の特技である戦闘を続けている。最終決戦では銃を奪い塹壕でミャンマー兵を迎え撃つも、その直後に応援で駆けつけた哨戒艇からの火炎放射を浴びてしまう。しかし、辛うじて一命は取り留めた[注釈 2]。
- 初期装備:DSA SA-58 OSW
- リース・レストン
- ボート上では楽しげに歌を口ずさむどこか変わった人物。オールバックで、腕に入れ墨をしている。数多くの戦場を体験し、今では何も感じない戦闘マシーンになったという。最終決戦では足元に隠していたナイフで近寄るミャンマー兵を刺殺し、その兵士が持つ銃を奪って戦った。
- 初期装備:M4A1(M203付き)
- エン・ジョー
- ブーニーハットを着用したひげ面の男。元・韓国陸軍の兵士。本名パク・ナムジュン。冷静沈着で無表情。最終決戦では傭兵の中で最も機敏に動くが、ミャンマー兵の投げ込んだ手榴弾の直撃を受け戦死[注釈 3]。
- 初期装備:SIG SG551・C4爆薬
NGOメンバー
- サラ・ミラー
- コロラド州のキリスト教支援団「汎アジア牧師会」に所属する女性。人を救おうとすることは決して無駄にはならないという信念を持つ純粋な人物。NGOメンバーにおいて唯一ランボーに理解を示し、彼にクロスのペンダントを渡す。強い信念を持つが、戦闘の際に悲鳴を上げてうずくまる弱さも見せた。
- マイケル・バーネット
- 「汎アジア牧師会」の医師で、リーダー。サラと婚約している。武器は争いしか生まないと考えており、相手が誰であれ人命を奪うことは絶対に許されないと語る。ランボーには当初から嫌悪感を抱き、疫病神のように思っていた。終盤における激戦の混乱の最中に、目の前で仲間がティントに撃ち殺されるのを目撃。その直後にルイスを撃ったミャンマー軍兵士をとっさに襲った末、手にした石で頭を何度も殴打して殺害してしまう。
ミャンマー軍
その他
- ビエン
- カレン反乱軍の一員。傭兵を捕らえられたサラたちのもとまで案内する役割を担う。サラたちを救出後の移動中、成り行きで救出した女性たちと共に別行動をとったが、その後反乱軍を引き連れて戻ってくる。哨戒艇を携帯式無反動砲で破壊するなど勇敢に戦った。
- 装備:AKMS・M136 AT4
- アーサー・マーシュ
- コロラド州のキリスト教支援団「汎アジア牧師会」のメンバー。ランボーに傭兵たちの案内を依頼する。
- サミュエル・トラウトマン大佐
- ランボーの夢の中でのみ登場(演じたリチャード・クレンナは既に死去しており、過去作品の回想シーンの映像)。アーサー・マーシュのランボーを呼ぶ声が、夢の中ではトラウトマンの声に聞こえているような描写がなされた。
キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
|---|---|---|---|
| ソフト版 | テレビ東京版 | ||
| ジョン・ランボー | シルヴェスター・スタローン | ささきいさお | |
| サラ・ミラー(NGO) | ジュリー・ベンツ[3] | 加藤優子 | 岡寛恵 |
| スクールボーイ(傭兵・狙撃手) | マシュー・マースデン[3] | 杉山大 | 阪口周平 |
| ルイス(傭兵・リーダー) | グレアム・マクタヴィッシュ | 谷昌樹 | 山路和弘 |
| ディアス(傭兵・髭(バンダナ)) | レイ・ガイエゴス[3] | 石住昭彦 | 木村雅史 |
| リース(傭兵・オールバック) | ジェイク・ラ・ボッツ[3] | 斉藤次郎 | 牛山茂 |
| エン・ジョー(傭兵・髭(ブーニーハット)) | ティム・カン[3] | 飯島肇 | 天田益男 |
| パ・ティー・ティント(ミャンマー陸軍大佐) | マウン・マウン・キン | 原語音声 | 後藤哲夫 |
| マイケル・バーネット(医師・NGOリーダー) | ポール・シュルツ[3] | 古澤徹 | 内田夕夜 |
| ビエン(カレン反乱軍) | スパコン・ギッスワーン | 勝沼紀義 | 赤城進 |
| アーサー・マーシュ | ケン・ハワード[3] | 楠見尚己 | |
| サミュエル・トラウトマン大佐 | リチャード・クレンナ | 佐々木敏 | 勝部演之 |
| 役不明又はその他 | 魚建 丸山壮史 深津智義 小林美奈 加納千秋 石川綾乃 | 藤原美央子 棟方真梨子 美名 丸山雪野 金子修 藤井啓輔 竹内絢子 たなか久美 ふくまつ進紗 板取政明 高岡瓶々 佐々木啓夫 佐久田修 | |
| 日本語版制作スタッフ | |||
| 演出 | 高橋剛 | ||
| 翻訳 | 平田勝茂 | ||
| 調整 | 長井利親 | ||
| 効果 | 桜井俊哉 | ||
| 担当 | 柴川謙一 | ||
| 制作 | ACクリエイト | テレビ東京 ブロードメディア | |
| プロデューサー | 夏目健太郎 渡邉一仁 | ||
| 初回放送 | 2013年3月20日 『ホリデーシネマスペシャル』 14:00-16:00 | ||
- ソフト版:劇場公開版を吹き替えたもの。通常盤DVD・通常盤BDに収録。後発されたエクステンデッド・カット版には未収録。
- テレビ東京版:エクステンデッド・カット版(特別編)を吹き替えたもの。DVD・BDには未収録。劇中の残酷描写の大半はカットされ、実質88分。
スタッフ
- 監督:シルヴェスター・スタローン
- 脚本:シルヴェスター・スタローン、アート・モンテラステリ
- キャラクター原案:ディヴィッド・マレル
- 製作:シルヴェスター・スタローン、アヴィ・ラーナー、他
- 製作プロダクション:ヌー・イメージ
- 製作総指揮:ピーター・ブロック、ボアズ・デヴィッドソン、他
- 音楽:ブライアン・タイラー
- 撮影監督:グレン・マクファーソン
- 編集:シーン・アルバートソン
- 美術:フランコ・ジャコモ・カルボーネ
- 衣装:リズ・ウルフ
- 音響効果:スコット・サンダース
- 特殊造形監修:ジョン・スクーンラード
- 特殊造形:ワシット・スチッタ
- 特殊効果監修:アレクサンダー・ガン
- 特殊効果:ジョン・スクーンラード、アンディ・アダム、ゲイリー・コーエン、他
- 視覚効果監修:ウェス・C・ケーファー、ニコライ・ガシェフ、他
- 視覚効果:ヤーヴォル・アセノフ、ジョージ・スタイコフ、ニコライ・ピーヴ、他
関連出版
- ノベライズ版『ランボー 最後の戦場』横山啓明訳、早川書房〈ハヤカワ文庫〉、2008年4月。ISBN 978-415041173-2
- 『シルベスター・スタローン ランボー COMPLETE BOOK』CCRE、2008年5月。ISBN 978-4903352022
- 写真集、スタローンほかインタビュー。最終章に過去3作の紹介
作品解説
タイトル
アメリカ本国での原題は Rambo だが、多くの国では主人公ランボーのフルネームである John Rambo のタイトルで公開された。これは、第1作『ランボー』のアメリカ原題が原作に沿った First Blood だったのに対し、アメリカ以外の国では Rambo のタイトルで公開されたことによる。
配役・ロケ地
シリーズ全作品に登場したサミュエル・トラウトマン大佐役のリチャード・クレンナは、2003年にすい臓癌で死去したため、本作では過去作品の登場カットを編集した回想シーンが使用された。
本作にミャンマー人役として出演した一部の役者の親族は、弾圧されているカレン族や、出演したという理由のみで逮捕されている。またパ・ティー・ティント少佐を演じたマウン・マウン・キンは、元ミャンマー海軍の中将である。
このほか、撮影地はミャンマーとの国境からさほど離れていないタイ北部であり、ミャンマーから脱出したカレン族も多く在住する。しかしミャンマー政府は、仮に10年間タイで在住期間があるようなミャンマー人が本作に出演したとしても、ミャンマーに残った家族を投獄すると脅迫したという。それらに屈せず出演したミャンマー人キャストに、スタローンは多大な謝意を示している。
舞台
本作の舞台にミャンマーが選ばれた理由は、「現実に、残忍な暴力や虐殺が起こっている地域を舞台にしたい」というスタローンの強い希望による。日本や米国におけるイラク関連の報道は多い[注釈 4]が、世界において人権が軽視された地域にもかかわらず、見過ごされ顧みられないことへの警告として、スタローンの持つ本質的なメッセージがみてとれる。
作中ではランボーをはじめとしたキャストのほとんどがミャンマーを「Burma(バーマ)」と呼ぶ。この呼称は軍事政権以前の国名ビルマを指す。日本でも多くのメディアが「ミャンマー(旧ビルマ)」と表記するように、2012年現在のミャンマー軍事政権に反感を抱く者は「バーマ」と呼ぶ傾向がある。また作中のカレン族はキリスト教徒が多いとされるが、他のビルマ族やシャン族などと比較し相対的に多いだけで、平地に住むカレン族の85%は仏教徒である(残りはキリスト教徒)。ただし山岳居住のカレン族にはキリスト教徒が多く、無宗教も存在する。ちなみに、スタローン自身は敬けんなキリスト教徒である。
事故
作中における爆破シーンの撮影中、スタローンは困難な撮影のなか、けがもなく無事に終わったと一息ついて立ち上がろうとした際に、目の前の竹に頭を打って気絶してしまったという。これについてスタローンは 「アフガニスタンやロシア、ミャンマーの兵士にも殺されなかったランボーは、竹に頭をぶつけて死んだんだ」 とジョーク交じりにコメントしている[注釈 5]。
音楽
シリーズ全作品の音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが2004年にがんで死去したため、本作以降はブライアン・タイラーが担当している。
各国のレイティング
「暴力や流血映像、性的暴行、卑猥な表現」があるとされ、アメリカではMPAAからR指定(17歳未満、いくつかの州では18歳未満の場合は、保護者の付き添いが必須)を受けた。また誤解されがちだが、日本におけるランボーシリーズの全てがR指定を受けている。
スタローンはMac Fan7月号のインタビューにて「ランボーシリーズ中で最も残忍な映像になったのは、”現実”を描いたから」だとし、「極力(ランボーの)ヒーロー性を排除し、現実の悲惨さを訴えたかったから」だと述べている。
- アメリカ:R(17歳未満保護者同伴必須)
- 日本:R-15
- イギリス:18
- ドイツ:18(一部シーンをカット)
- 台湾:限制級(18歳未満禁止)
- 韓国:18
- カナダ(州によって指定が異なる。ケベック州のみ16歳以上推奨)
- 18A(18歳未満保護者同伴必須、14歳未満は鑑賞禁止)
- 14A(14歳未満保護者同伴必須)
- 16+(16歳以上推奨)
- フランス:-12(12歳以上推奨、ただし12歳未満は劇場での鑑賞禁止)
- デンマーク:15
- フィンランド:K-18
- オーストラリア:R(18歳未満禁止)
- ニュージーランド:R18
- スウェーデン18
- シンガポール:M18(一部シーンをカット)
- アイルランド:18
- ブラジル:18
- フィリピン:R-13
- ポルトガル:M/16(16歳未満保護者同伴必須)
- ノルウェー:18
- イタリア:T(全年齢対象)
- マレーシア:18SG(18歳未満禁止)
- インド:UA(12歳未満保護者同伴推奨)
- アルゼンチン:16(16歳以上推奨)
評価
- 映画館大賞「映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画」第98位
エクステンデッド・カット版
劇場公開版を収録したソフトの発売後、およそ9分の未公開シーンを追加した「エクステンデッド・カット版」を収録したソフトが各国で発売された。未公開シーンの追加以外に、スタローン自身が新たに再編集し、カットの差し替えやシーンの順序の入れ替え等、作品の印象自体が大きく異なっている。また、劇場公開版の過激な暴力描写は、エクステンデッド・カット版にてかなり控えめとなった。
作中の武器・兵器
- 作中におけるミャンマー陸軍の自動小銃はAKM及びAKMSが主力だが、実際のミャンマー軍はドイツH&K社の自動小銃G3のライセンス生産品であるBAシリーズを主力とする(日本人ジャーナリスト射殺事件で使用されたのも、BAシリーズ)[注釈 6]。またG3の派生型であるHK33もMA-11としてライセンス生産して使用されている。2002年より、それまでのBAシリーズからガリルをライセンス生産したEMERK-3への置換が進んでいる。少数の特殊部隊ならばAKやM16(恐らくCQ 311も含まれる)、さらには97式を装備した部隊も存在する。これらは反政府民兵組織や麻薬組織から捕獲・押収されたものである。
- 作中におけるカレン族の反乱軍(カレン民族解放軍など)はAT4を使用するが、実際のミャンマーでは入手できずベトナム戦争で使用されたM72 LAWやRPG-7が調達しやすい。また作中ではAKも使用しているが実際は政府軍から鹵獲した銃(BAシリーズ、M16系統、EMERK-3など)以外に密造や入手した銃を使用する。
- 5人の傭兵のうちスクールボーイを除く4人は、ショットガンやアサルトライフルなどを装備して戦地に赴くが、1発も発砲するシーンはなくミャンマー軍兵士にとらわれ、主に使用したのはミャンマー軍のAKだった。
- スクールボーイの使用するバレットM82A1CQは、作中とおして唯一最後まで使用された。同武器は、『M:i:III』や『ロボコップ』など過去のアクション映画で散々登場するため、当初スタローンは採用したくなかったという。しかし映画撮影用のプロップガンを依頼した会社には、ほかに適した銃がなかったため仕方なく承諾している。ところがその会社は、バレットのライフルの取扱いに実績があり、単なるプロップ屋ながら、バレット社から技術協力の依頼を受けるほどのスキルを保有していた。そのため、同ライフルの使用シーンは予定以上のクオリティとなり、スタローンも驚いたという。
- バレットM82A1CQやランボーの使用したブローニングM2で射殺されたミャンマー兵は激しく肉体が損壊しているが、けっして過剰演出ではない。湾岸戦争において1.5km先のイラク兵がバレットM82に狙撃されて体が真っ二つになったという実話も残る。
- 本作には2・3作目のようにヘリや戦車などの派手な兵器は登場しないが、実際のミャンマーの戦場に基づくものであり、高部正樹も同様の見解を述べている(1960-80年代までのミャンマー軍は山岳戦およびCOINを中心とする軽歩兵部隊に特化した戦略をとっており、主力戦車や装甲兵員輸送車は限定数しか保有していない。また、90年代以降に中国やウクライナから大量購入した重装備の多くは実戦投入されていないともいわれる)。ミャンマー空軍は現在でも攻撃ヘリコプターは保有しておらず、武装可能なMi-17やUH-1H、ポーランド製のPZL W-3ソクウなどもごく少数の保有にとどまる[注釈 7]。ただし、中国製のQ-5攻撃機や旧ユーゴスラビア製のスーパーガレブ軽攻撃機などによる空爆は頻繁に行われている。
地上波放送履歴
続編
本作の続編は一時、『Rambo V: The Savage Hunt』のタイトルで製作が予定されていた。
- 2008年2月2日、スタローンはロイター通信のインタビューにて『ランボー/最後の戦場』が成功すれば続編の製作があり、それがこれまでの作品と大きく異なるだろうと明かした[10]。
- 2008年3月10日、Moviehole.netが、スタローンが続編を製作中であると配信[11]。
- 2008年3月20日、ScreenDaily.comが、本作の撮影地がブルガリアで、続編の舞台はランボーの故郷であるアリゾナ州ボーウィになると配信[12][13]。
- 2008年11月3日、スタローンが「ランボーは戻ってくる。(続編の製作は)やりがいのある仕事だ」と語り、本作の製作段階にあることを正式に発表。
- 2009年8月31日、ニューイメージおよびミレニアム・フィルムズが、5作目が製作されると正式に発表。
- 2010年5月7日、スタローンが「エンパイア」のインタビューにて、製作中止を決めたと語った[14]。
- 2011年8月22日、「エンパイア」にて、製作中止から一転しシリーズ最新作『ランボー:ラスト・スタンド(原題) / Rambo : Last Stand』の脚本を担当したショーン・フッドのインタビューが掲載された[15]。
- 2018年5月8日、『ランボー5』(Rambo V)が2019年秋に公開される旨をスタローンがInstagramで発表した[16]。