レモン彗星 (C/2012 F6)
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| レモン彗星 C/2012 F6 (Lemmon) | |
|---|---|
| 発見 | |
| 発見日 | 2012年3月23日 |
| 発見者 | A. R. ギブス レモン山サーベイ (G96)[1] |
| 軌道要素と性質 元期:TDB 2456502.5(2013年7月29.0日)[2] | |
| 軌道長半径 (a) | 487.140 au[2] |
| 近日点距離 (q) | 0.731 au[2] |
| 遠日点距離 (Q) | 973.549 au[2] |
| 離心率 (e) | 0.99850[2] |
| 公転周期 (P) | 約 8000 年[3] (元期2050年における重心座標系での解) |
| 軌道傾斜角 (i) | 82.609°[2] |
| 近日点引数 (ω) | 304.987°[2] |
| 昇交点黄経 (Ω) | 332.715°[2] |
| 平均近点角 (M) | 0.012°[2] |
| 前回近日点通過 | TDB 2456376.014[2] (2013年5月24日[2]) |
| 物理的性質 | |
| 直径 | 2.151 ± 0.133 km[4] |
| 平均密度 | 0.46 ± 0.06 g/cm3[4] |
| 自転周期 | 9.52 ± 0.05 時間[5] |
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レモン彗星 (C/2012 F6) は、2012年3月23日にA. R. ギブス[1]によってしし座で発見された長周期彗星である。正式名称は C/2012 F6 (Lemmon) 。発見場所は、アメリカ、アリゾナ州ツーソン北部のサンタカタリナ山脈の山頂に位置するレモン山サーベイの1.5m反射望遠鏡であった。当初、この天体は小惑星であると考えられていたが、その後の観測で彗星としての様相が確認された。レモン彗星 (C/2012 F6) は非常に離心率の高い軌道を持ち、近日点では太陽から約 0.73 au まで近づき、遠日点では約 974 auまで遠ざかる。このため、この彗星は長周期彗星に分r縫いされ、2050年を元期とした解に基づくとその公転周期は約8,000年である。彗星が最後に近日点を通過したのは2013年3月24日であった。
2012年の大半、レモン彗星 (C/2012 F6) の観測はCCD画像に限られていたが、年間を通じて着実に明るさを増した。2012年11月下旬には、彗星は望遠鏡で観測できるほど明るくなり、年末までには見かけの等級は+9と推定された。2013年の初めの数ヶ月間も増光は続き、3月下旬に見かけの明るさが約5等級にまで明るくなりピークに達したが、観測は主に南半球に限られた。2013年3月24日、レモン彗星 (C/2012 F6) は軌道上における近日点に達し、その後は減光し始めた。2013年4月20日、レモン彗星 (C/2012 F6) は天の赤道を越え、主に北半球で観測されるようになったが、この頃にはピーク時の明るさと比較して著しく暗くなっていた[6]。
アメリカ合衆国・アリゾナ州のレモン山天文台に所属するA. R. ギブスが、2012年3月23日に口径 1.5 m の反射望遠鏡で取得した掃天観測画像からこの彗星を発見した[7]。しかし、ギブスは当初、彗星としての特徴をこの天体から認識できず、小惑星センターの地球近傍天体確認ページには小惑星として掲載された[8]。当時、彗星の見かけの等級は20.6等級から20.8等級の間と推定された。最初の発見直後、グレート・シェフォードのアマチュア天文家であるピーター・バートウィッスルが口径 40 cm の屈折望遠鏡とCCD画像を用いてこの天体を観測し、見かけの等級を20.1等級、直径を5秒角と推定した[7]。
観測史
発見後、レモン彗星 (C/2012 F6) は暗い天体のままであったが、その後数ヶ月かけて着実に明るさを増した。2012年6月14日に見かけの等級が19.0等級と推定されたのが最後の観測となり、その後は太陽の光に隠れて見えなくなった。8月25日には彗星は太陽から見かけ上0.7度を通過したと分析された。10月14日、ニューメキシコ州のメイヒルにあるRemote Astronomical Society Observatory of New Mexico による観測から再発見され、見かけの明るさは15.3等級まで明るくなったと推定された。CCD画像を使用しない初の確実な眼視観測は、11月22日にスペインのカンタブリア州でフアン・ホセ・ゴンサレス・スアレスが口径 20 cm の反射望遠鏡を用いて行った。その後、年末にかけて他のいくつかの眼視確認がなされた。2012年末までに、彗星は直径 5 - 7 分角のコマを持ち、見かけの明るさは9等級と推定された[7]。
2013年1月には南半球で観測に適した位置にあり、増光していく様子が観測された。彗星はケンタウルス座、みなみじゅうじ座、カメレオン座を通過し、2月にははちぶんぎ座で周極星となった。2月末までには宵の早い時間にほうおう座に位置し、3月に入ってもよく観測された。近日点通過後、彗星は減光しながらも、朝の空で観測しやすい位置にあるはずであった[9]。この彗星は4月17日からSTEREOの太陽圏イメージャHI-2Aで観測可能となった[10]。2013年4月20日には天の赤道を越え、北半球から観測しやすい天体となった。同年5月9日、彗星はペガスス座γ星の近くに見え、暗い空では日の出前の東の空低く、双眼鏡で観測できた[11]。
2014年8月11日、天文学者らはアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計 (ALMA)を用いて行ったレモン彗星 (C/2012 F6) の初めての研究結果を発表した。この研究では、レモン彗星 (C/2012 F6) とISON彗星 (C/2012 S1) のコマ内部におけるシアン化水素 (HCN)、イソシアン化水素 (HNC)、ホルムアルデヒド (H2CO)、および塵の分布が詳述された[12][13]。
ギャラリー
- 2013年3月1日にバーネット山天文台から撮影されたレモン彗星 (C/2012 F6)