レーザー交戦装置
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自衛隊での運用
自衛隊では統裁室と呼ばれる指揮司令部を設け、リアルタイムで訓練部隊や隊員の位置・死亡者・負傷者数など被害が統計・記録される。
なお、北富士駐屯地および北富士演習場にて富士トレーニングセンター隷下に常設する対抗部隊相手に各普通科連隊から選抜された1個普通科中隊を基幹とする増強普通科中隊(1個普通科中隊、戦車小隊、重迫小隊、施設小隊、重MAT小隊他)に交戦装置(バトラー)を装着して訓練を行っている他、まれに他連隊・小隊にシステムを貸し出して訓練を行うこともある。
このシステムの導入によって、(上官への配慮等の)情実に左右されていた命中判定が厳格なものとなり、演習時や訓練時の行動における戦術行動がより現実に即したものへ改定される助けとなっていった。
人員等装置の特長
旧型と新型で仕様などが異なる。以下は参考程度。
- 旧型
- 旧迷彩色の生地を使用しており、容易に判断できる。主に各師団(旅団)司令部付隊バトラー管理班が管理・整備を行っており、必要な部隊は借用して検閲などで使用している。被弾状況は背中にあるブザーで判断する。
- 新型
- 新型迷彩色の生地を使用している。既存の訓練装置の損耗更新用に調達されており、名称は「交戦訓練装置(改)」または「交戦訓練装置(II型)」である。部隊訓練評価隊本部管理班および各師団司令部付隊が管理整備を行っている。従来品との違いは、簡易フックだった留め具(弾帯などに取り付ける部分)がワンタッチ方式になっており、付け外しが従来より容易になっている点と頭部の鉄帽に被せるセンサーが旧迷彩から新型迷彩に変更されている点が挙げられる。従来の音による状態の現況表示で無く、被弾状況は左胸ポケットの簡易モニターに文字およびランプなどで表示される。また、FTC訓練にて使用する場合は訓練地域内に砲弾着弾現況装置が設置されており、万一の被弾時には音と煙などで砲弾の現況が行われる。装置周辺にいる隊員は、そのときの行動で生死が分かれる結果になる。
- 装備火器の特長
- 弾数設定装置により、訓練において規定の弾数が予め設定される。64式7.62mm小銃は120発、89式5.56mm小銃は180発、84mm無反動砲は4発が基本設定となる。また、小銃に関しては先端にスピーカーが内蔵された専用のアタッチメントと弾倉を組み合わせて小銃に装填することにより、空包を使わずに擬製発砲音とレーザーによる訓練を行う例もある。