ヴェインドリームII
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『ヴェインドリームII』 (VainDream II) は、グローディアから発売されたロールプレイングゲーム。略称は『ヴェイン2』『VD2』。1992年にPC-9801VM/UV以降版が、1993年にFM TOWNS版が発売された。
前作『ヴェインドリーム』とは、ストーリーや世界設定などの繋がりは存在しない。
初期ロット2万本には、『エメラルドドラゴン』『ヴェインドリーム』『ヴェインドリームII』に使用されたゲームサウンド3曲を納めたシングルCDが封入された。
かつて魔導の力で栄えた古代王国クーレイアは、自らが召喚した女神によって滅ぼされた。女神はクーレイアのみならず、この世の全てを滅ぼそうとしたが、天より使わされた金竜、銀竜によって阻止されてしまう。
激しい戦いは世界を荒廃させたが、どこからともなく現れた神官竜と呼ばれる108頭の竜がその魔力によって世界を復興させた。
それから900年、神官竜が見守る世界のとある寒村で慎ましやかな暮らしを送っていた元賞金稼ぎのウォーリックは、親友ダンの死をきっかけに「パディッシュ」という人物を捜すため、妻レイナ、友人ファーニスらと旅に出る。
旅の剣士ライドを仲間に加えた一行は、魔物の軍隊が人間の城を落とすという前代未聞の出来事に遭遇し、やがて魔物の軍隊「魔神軍」との戦いに身を投じていく。
黒衣の騎士の妨害、金竜の試練、仲間たちの死、そして明らかになる神官竜と神竜、破壊神の真実。ウォーリックは復活を目論む女神の野望を打ち砕くことができるのか。
世界観
地理
- 砂の海
- 神官竜によって復興した世界は、神官竜の魔力によってその秩序を維持していた。人間を襲ったことへの報復として、人間による邪竜狩りが行われると、その矛先は神官竜にも向いてしまう。炎竜ブレイとその守護騎士カルが殺されるとその近辺の精霊の力は乱れ、豊かな草原は砂の海と化してしまった。だが、新たにこの地の守り手の任についたカル伯爵の魔力もあり、砂ワカメ、砂鯵、砂鮪といった海の幸には恵まれている様子。
- ジーク王国
- タリアトフ大陸北部に位置する。勇者ベイグがローラたち仲間と共に魔物を打ち払って建国した新興国で、開祖のベイグが現国王。ドラゴンライダー部隊が有名。
- セルーシュ王国
- タリアトフ大陸東部に位置する。作中に登場する三つの人間の国の中では最も古い。聖騎士部隊を主力とする。魔神軍の襲撃による王城陥落の際にセシリアを除いた全ての王族が殺害されてしまう。セルーシュ城奪回は物語序盤〜中盤にかけての山場。
- ライランド王国
- タリアトフ大陸西部に位置する。澄んだ水を始めとした美しい自然に囲まれた王国。重装騎兵部隊で知られる。
人間外種族
- エルフ
- ダークエルフも含め、一般的なハイファンタジーで描かれるエルフとほぼ同等。ファーニスやブラフォードの人間換算年齢から、寿命はあると考えられる。作中の主な登場人物は先の2人の他、ダークエルフ特戦隊が挙げられる。
- ドワーフ
- 一般的なハイファンタジーで描かれるドワーフとほぼ同等。住まいは洞窟から世代を経て森に移ったとする本作独自の解釈がなされている。エルフとは仲が悪いというより交流をあまり持っていないが故の偏見がお互いにあるらしい。作中の主な登場人物はクレイボーンやソウルン。
- ミノタウロス
- 一般的なハイファンタジーで描かれるミノタウロスとは異なり、好戦的ではあるが誇り高く理知的な種族。中でも王族には決闘用の装束が用意されていることからも、洗練された文化を持っていることが窺える。
- ワータイガー
- 近年数を減らしているという人間に変身できる獣人族。知性も比較的低い個体が多いが、ナッツは特別に知能が高いようである。
- バンパイア
- 不死者。本作のカル伯爵は真祖ながら吸血鬼化した経緯が明記されておらず、彼以外のバンパイアがいかなる人格を持つかは明らかになっていない。
- リッチ
- 不死者。一般的なハイファンタジーでは吸血鬼をも凌ぐ絶大な魔力を誇る恐ろしいモンスターだが、本作に登場するマージスは魔力こそ強大なものの心優しい隠者・賢者として描かれている。