5社の御輿と10社のだんじりが旧国道の巡行をする。
御祭礼では青年と呼ばれるだんじり各社の若者が乗り込み、前後のだんじりをギリギリまで接近させ、おいさっ!おいさっ!という掛け声とともに、だんじり飾りの笹を折って手に持ち、「笹喧嘩」と呼ばれる掛け合い(パフォーマンス)を行う。青年たちは化粧をしたり、はっぴの下に長襦袢を着ていたりと女装をしていることが多い。
25日と26日の御祭礼を区別して、前者を「五社御祭礼」、後者を「だんじり御祭礼」と呼ぶことがある。26日の御祭礼では、青年は前日にも増して激しい笹喧嘩を繰り広げる。
各社のだんじりは舟形後部の鋭角な部分を鉄板で装甲し、5~7メートル程の距離から、数十人が力の限り突進しぶつけ合う。
だんじりには囃し方(喧嘩囃子を打ち鳴らす)と指揮統制の役員が乗り込み、後部では「てぎ」と呼ばれる舵をとりながら、相手方の側面に自らのだんじりの鋭角な鉄板をぶつけようとする。鉄板のぶつかり合いによって、火花が飛び散ることもある。「だんじり喧嘩」の熱気は、久世の勢いそのものであり、観客の興奮も最高潮に達する。
26日の「だんじり喧嘩」の最後には、各だんじりの屋根に人が登り、全社のだんじりが喧嘩囃子をかき鳴らしながらの餅投げが行われる。その年の祭の最後を飾る「だんじり喧嘩」であり、祭の終わりを惜しみながら、まさに、燃焼し尽すがごとくに熱狂し、フィナーレを迎える。