単一楽章だが、実際には単一楽章の中に4楽章制の要素が取り入れられ、それぞれ3つないし4つに分けられている。
- 第1部 Allegro molto moderato
- 3/4拍子 冒頭の独奏トランペットによる主題は全曲の中核を形成している。この主題は次第に発展しながら一端クライマックスになり、ホルンの旋律の上でオーボエが副主題を提示し、ヴァイオリンやクラリネットに受け継がれる。やがてこの主題を元にした経過部がヴァイオリンに現れる。ヴァイオリンが第2の副主題を提示すると、ハープが分散和音でこれを繰り返し、発展しながら転調して反復される。192小節から第2ハープが入って発展を迎える。静かになると冒頭のホルンによる主題が再び現れて展開していく。先のヴァイオリンによる副主題をベースにした展開部が築かれてテンポが弱まると、これと同じ主題が2回現れて第1部を締めくくる。
- 第2部 Adagio
- 8/8拍子 独奏チェロが歌謡的な主題を提示する。中間部はティンパニを伴った葬送行進曲的な側面を有している。
- 第3部 Molto vivace
- 6/8拍子。ヴィオラがスケルツォ主題を奏した後、ヴァイオリンが加わるというフーガ風の部分を持つ。
- 第4部 Allegro molto moderato
- 3/4拍子。冒頭の主題により、全曲が締めくくられる。