節足動物や環形動物の体が節に分かれ、それぞれの節に付属肢を持っているのはよく知られている。このような節を「体節」と言い、これらの動物では体全体が体節の組み合わせで構成されていることから、そのような体制を「体節制」と言う。
しかしながら、体節のような構造はこれらの動物のみに見られるものではない。たとえば脊椎動物においても、脊椎骨は体軸方向にほぼ同じものが繰り返されている。ヒトの体であれば、腹筋などははっきりとした体節様の見かけを持つ。筋肉に関しては、魚類では体節様の筋肉の配置をより明確な形で見ることができ、それは日常生活においても煮魚の身をほぐすなどすることで容易く確かめられる。このような構造も体節と呼べるのであって、その意味では「体節」の語義は「体節制」のそれより広い。