例示
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説明
サンプルを示したり指したりする行為である直示(英語: ostension)とは異なり、例示とは、ある性質を所有することと、その性質を表すラベルへの指示とをあわせたものである(Goodman, 1976)。たとえば、ある色見本が「緑」とラベルづけされた性質をもつとき、その色見本は緑を例示している。最も基本的なレベルでは、ある性質を所有することとは、その性質のラベルによって正しく指示されることに等しい。言い換えれば、ある実体 'x' があるひとつの性質を所有すると言えるのは、次の二条件を満たすとき、かつそのときに限る。(1) その性質を指示する抽象的単称名辞が存在しうること。(2) そのような抽象的名辞を、x を指示する名前または句に対して述語づける言明が真であること。
指示の一様式
例示の用途
- 製品サンプルは、自らがもつ特定の性質を例示する。
- 直示的定義の一部として、すなわち定義されるものの例示による定義として用いられる。たとえば、芸術家は新しいスタイルを、それを例示する作品を示すことによって定義しうる。
- 定義された「例示」(exemplification)は、ある論点を明確にしたり、興味を加えたり、説得したりするために具体的事例(例)を用いる、エッセイ展開のパターンである(Clouse, 2006)。
- 例示とは、説明、説得、楽しませることのために例を用いることを意味する。例示は文章に興味と情報を与えるものであり、考えを展開する最も一般的かつ効果的な方法の一つである。例は一文以上にわたって展開されることもあれば、句ないし一語だけの場合もある。次の文がそうである。「子どもは ウィーティーズ、チェリオス、ライス・クリスピーといった、パッケージ入りの朝食用シリアルを好む」。
関連項目
- 抽象的対象の理論
- 唯名論
参考文献
- Goodman, Nelson, 1976, Languages of Art: An Approach to a Theory of Symbols. Indianapolis: Hackett Publishing Company, pp. 52–57.
- Clouse, Barbara, 2006, Patterns for a Purpose, McGraw Hill Publishing Company, p. G-2.
外部リンク
- Stanford Encyclopedia of Philosophy: Goodman's aesthetics: Expression and Exemplification in Art by Alessandro Giovannelli