俊平1/50
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あらすじ
社会見学中の泉俊平たち翔卵中学校2-A一行を襲った突然の爆発。意識を取り戻した俊平達は、身長が50分の1という超ミクロサイズになってしまっていた。
まとわりつく空気、表面張力で粘度を増した水。ミクロのサイズ特有の物理法則が判断を狂わせ、なにもわからないまま死んでゆく同級生たち。
腕力だけではなく全身の筋力がパワーアップしていることに気づくが、小さくなった彼らに比例して巨大化したアリや蛭に対しては然したるアドバンテージにはならず、縮小した区画の外では体温も水分も保つことができず、あっという間に渇き凍えてしまうというデメリットも明らかとなる。
俊平たちはチームを編成して食料探しに出発。研究所の事務所内で床下に落ちていたもみじ饅頭をアリとの激闘の末確保して戻ると、縮小区画では区画の奥から出てきた研究所の副所長・藤村冴子とその部下に遭遇していた。
俊平たちが縮小したのは研究中の機材暴走が原因であり、実験自体は成功したものの機材は壊れてしまった。研究員たちも含めた全員で電話やPCを操作して救援を呼ぶ[1]が、体感速度まで加速した彼らにとっては丸一日待つのと変わらない時間がかかるという。
破傷風を発症した射場を始め早急な治療が必要な者たちを助けるために500m(俊平たちにとっては25km)離れた新棟にある機材を利用した再実験を試すために出発する。
用語
- 同時多発コライダー
- 島崎・藤村研究所で開発された機材。「光速度」「万有引力定数」「プランク定数」という3つの普遍定数を置き換えることを試みていた。
- 俊平たちがやって来た際に行われた実験で機材が暴走。実験装置を中心にした数十メートルの範囲内にあった物を人間含めて1/50に縮小してしまった。縮小してしまった区画内では縮小前と同じ物理法則が働いている[2]。
- 俊平たちは新棟にある最新型のコライダーでの復元実験に挑むが、元のサイズに戻れる確率は低く、さらに縮小するか、下手をすると巨大化してしまう恐れもあるという。さらに暴走したデータを参考に実験を行う以上、成功・失敗に関係なくコライダーは壊れてしまい、新しい機材を作るのにも1-2年(縮小・加速した感覚で7-14年)、確実に復元する技術を開発するには10年(同・70年)は掛かるという。
- 翔卵中学校
- 俊平たちが通っている中学校。正式な読み仮名が付いていないが、ブレザーの校章には「SHOLAN」と記されている(コミックス227ページなど)。