環境白書
環境省が毎年発行する白書
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環境白書の変遷
1950年代から1960年代にかけて経済の発展とともに環境汚染も深刻化、水俣病などの公害病も発生した[1][2]。1964年(昭和39年)に当時の総理府の下に公害対策推進連絡会議、1965年(昭和40年)に厚生省の下に公害審議会が設置され、これらの会議体での検討結果を踏まえ、1967年(昭和42年)の第55回国会で公害対策基本法が成立、同法に基づき、1969年(昭和44年)に総理府と厚生省が中心となって公害白書が初めて作成された[1][2]。
1971年(昭和46年)に総理府の外局として環境庁が設置され、翌1972年の昭和47年版から公害白書も環境白書へと名称を変更し、環境庁が中心となって作成するようになった[3]。昭和47年版環境白書のテーマは「環境政策の新しい座標」であり、以降、各年の環境白書にはテーマが付されるようになる[4]。また、白書の普及版として、昭和47年版から『図で見る環境白書』、平成6年版から『マンガで見る環境白書』が始まり、前者は平成27年版、後者は平成13年版まで刊行が続く[5][6][7]。
1993年(平成5年)に環境基本法が成立し、環境白書の根拠は同法に移り、環境庁も2001年(平成13年)の中央省庁再編により環境省に改組する[3]。2007年の平成19年版環境白書から、廃棄物処理やリサイクルなどの循環型社会形成の取組も含めて一体的に理解できるようにするため、循環型社会形成推進基本法に基づく循環型社会白書と一体化し、2009年の平成21年版環境白書から、生物多様性基本法に基づく生物多様性白書も加わり、日本の環境問題全般を包括的に取り上げる構成となった[3][8][9]。