三和音に第6音を付加したものも六の和音と呼ばれる。特に長三和音に長6度を付加したもののことを指す。一方、短三和音に長6度を付加したものは「マイナーシクスコード」と呼ぶ。
クラシック音楽の理論は三和音を基本としているのに対し、ポピュラー音楽では、三和音に代わって六の和音を基本として議論することが多い。従ってジャズミュージシャンなどは、特別な指示がなく長三和音を表すコードが書かれていた場合、それを六の和音として解釈することが多い。(六の和音で演奏してはならない場合は、楽譜には△などの記号で長三和音であることが明示されていなければならない。)
数字付き低音では、「六の和音」(上記)に「五」が加わった、というような意味により、「五六の和音」と呼ばれる。クラシック音楽の比較的新しい理論書では「付加六の和音」と呼ばれる。サブドミナント和音のIVに第6音を付加してIV+6とする用例が最も古典的な用例である。