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概要
発端となったのはベルギーGPとモナコGPで、レース前に開かれたドライバーズミーティングをFOCA系チームに所属するドライバーがボイコットしたことである。このドライバーズミーティングは4月16日のFISA総会で開催が決められ、欠席した場合は1回目は2000ドル、2回目は5000ドルの罰金が義務付けられることとなった[2]。この決定に対しFOCA側は反発を示し、計18人が欠席する事態となった。 欠席者の内訳として、
- ベルギー・モナコで欠席:マリオ・アンドレッティ・エリオ・デ・アンジェリス(ロータス)、アラン・ジョーンズ(ウィリアムズ)、ジャック・ラフィット・ディディエ・ピローニ(リジェ)、ジャン=ピエール・ジャリエ(ティレル)、アラン・プロスト(マクラーレン)、エマーソン・フィッティパルディ(フィッティパルディ)[2]
- ベルギーのみ欠席:カルロス・ロイテマン(ウィリアムズ)、ネルソン・ピケ・リカルド・ズニーノ(ブラバム)、ジョン・ワトソン(マクラーレン)、ケケ・ロズベルグ(フィッティパルディ)、ヤン・ラマース(ATS)、ティフ・ニーデル(エンサイン)[2]
- モナコのみ欠席:デレック・デイリー(ティレル)、ヨッヘン・マス・リカルド・パトレーゼ(アロウズ)[2]
この内、アンドレッティ[注 1]とプロスト[注 2]を除くドライバーは罰金を支払っていなかった。この事態を受け、FISA会長のジャン=マリー・バレストルは罰金を支払わないドライバーに対しライセンスの停止、およびスペインGPの公認を行なわないことを通告してきた[3]。
事態を収拾するため、スペインGPを主催するスペイン王立自動車クラブ (RACE) が乗り出し、罰金全額をRACEが負担する[3][4]という折衷案が出されたが、FISA側はドライバー自身の支払いを求めてこの案を却下した[3][4]。
5月30日になって、RACEが声明を発表しスペインGPをRACEの責任をもって開催
予選
FISA系3チームとそれに同調するオゼッラが欠場する形で予選が始まり、金曜日はラフィットが1分12秒647・ピローニが1分13秒034とリジェが1 - 2位を独占、以降ロイテマン、ジョーンズ、ピケと続いた。翌土曜日、上位5人の内ジョーンズが1分13秒021を記録、2位に躍り出た。他の4人は前日のタイムを更新できず、ラフィットがポールポジションを獲得した。予選1日目を欠場したオゼッラはエントリー名をスポンサーの「デニム」とする形で出走[5]、予選10位を記録した。
予選結果
| 順位 | No | ドライバー | コンストラクター | 1日目 | 2日目 | タイム差 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 26 | リジェ・フォード | 1:12.647 | 1:13.170 | |||
| 2 | 27 | ウィリアムズ・フォード | 1:13.583 | 1:13.021 | |||
| 3 | 25 | リジェ・フォード | 1:13.034 | 1:13.768 | |||
| 4 | 28 | ウィリアムズ・フォード | 1:13.270 | 1:13.765 | |||
| 5 | 5 | ブラバム・フォード | 1:13.604 | 1:13.875 | |||
| 6 | 8 | マクラーレン・フォード | 1:14.036 | 1:13.631 | |||
| 7 | 6 | ブラバム・フォード | 1:14.180 | 1:15.207 | |||
| 8 | 11 | ロータス・フォード | 1:14.249 | 1.14.505 | |||
| 9 | 9 | ATS・フォード | 1:14.795 | 1:14.420 | |||
| 10 | 31 | オゼッラ・フォード | - | 1:14.424 | |||
| 11 | 29 | アロウズ・フォード | 1:14.783 | 1:14.437 | |||
| 12 | 7 | マクラーレン・フォード | 1:14.579 | 1:14.692 | |||
| 13 | 12 | ロータス・フォード | 1:15.138 | 1:14.583 | |||
| 14 | 30 | アロウズ・フォード | 1:14.805 | 1:15.383 | |||
| 15 | 3 | ティレル・フォード | 1:14.820 | 1:15.002 | |||
| 16 | 4 | ティレル・フォード | 1:14.965 | 1:15.331 | |||
| 17 | 34 | ウィリアムズ・フォード | 1:15.046 | 1:15.279 | |||
| 18 | 21 | フィッティパルディ・フォード | 1:15.104 | 1:15.414 | |||
| 19 | 20 | フィッティパルディ・フォード | 1;15.365 | 1:15.172 | |||
| 20 | 17 | シャドウ・フォード | 1:16:819 | 1:15.708 | |||
| 21 | 14 | エンサイン・フォード | 1:16.868 | 1.15.959 | |||
| 22 | 18 | シャドウ・フォード | 1:16.673 | 1:16.446 | |||
| 1 | フェラーリ | ||||||
| 2 | フェラーリ | ||||||
| 15 | ルノー | ||||||
| 16 | ルノー | ||||||
| 22 | アルファ・ロメオ | ||||||
| 23 | アルファ・ロメオ | ||||||
出典:[6] | |||||||
- 太字は予選通過タイム。
決勝結果
| 順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイヤ | グリッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 27 | ウィリアムズ・フォード | 80 | 1:43:14.076 | 2 | |
| 2 | 30 | アロウズ・フォード | 80 | + 50.940 | ||
| 3 | 12 | ロータス・フォード | 80 | + 1:12.271 | ||
| 4 | 3 | ティレル・フォード | 79 | + 1 lap | ||
| 5 | 20 | フィッティパルディ・フォード | 79 | + 1 lap | ||
| 6 | 14 | エンサイン・フォード | 75 | + 5 laps | 21 | |
| Ret | 31 | オゼッラ・フォード | 67 | ギヤボックス | ||
| Ret | 25 | リジェ・フォード | 65 | ホイール脱落 | ||
| Ret | 7 | マクラーレン・フォード | 48 | アクシデント | ||
| Ret | 5 | ブラバム・フォード | 42 | ギヤボックス | ||
| Ret | 17 | シャドウ・フォード | 42 | サスペンション | ||
| Ret | 28 | ウィリアムズ・フォード | 35 | アクシデント | ||
| Ret | 26 | リジェ・フォード | 35 | アクシデント | 1 | |
| Ret | 6 | ブラバム・フォード | 34 | ギヤリンケージ | ||
| Ret | 34 | ウィリアムズ・フォード | 33 | アクシデント | ||
| Ret | 29 | アロウズ・フォード | 30 | ギヤボックス | ||
| Ret | 11 | ロータス・フォード | 29 | エンジン | ||
| Ret | 9 | ATS・フォード | 26 | 電気系統 | ||
| Ret | 4 | ティレル・フォード | 12 | アクシデント | ||
| Ret | 21 | フィッティパルディ・フォード | 10 | アクシデント | ||
| Ret | 8 | マクラーレン・フォード | 5 | エンジン | ||
| Ret | 18 | シャドウ・フォード | 1 | アクシデント | 22 |