愛媛県宇和島市と香川県観音寺市の郷土菓子。長崎県や佐賀県、愛知県に存在する一口香(佐賀県の物は逸口香と書く)とほぼ同じ製法である。
小麦粉と水飴を練った生地で黒砂糖(白砂糖の場合もあり)の餡(飴)を包んであり、底部にゴマをふったものをオーブンで焼き上げたものである。愛媛県の物は餡に柚子の風味を効かせた白砂糖の物も作られている。
宇和島市の唐饅頭は扁平で薄く固い生地で作られる。食べるときに軽く炙ることもある。宇和島市のえんま祭などではひょうたんの形をした唐饅頭や50cm以上の唐饅頭も売られていた。「唐饅頭」という名称の起源は不明だが、宇和島伊達藩の文献によると江戸まで運んだと記載され古くからこの地方では唐饅頭と呼ばれている。また、香川県観音寺市の物は、地元の菓子職人が長崎に出向いてオランダ人から製法を持ち帰った物とされている。