国鉄タ3000形貨車 (初代)
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タ3000形
1943年(昭和21年)11月25日にタム400形より3両(タム1465 - タム1467→タ3000 - タ3002)の専用種別変更(濃硫酸→苦汁)が行われ、形式名は新形式であるタ3000形に変更された。種車は1938年(昭和13年)8月23日に新潟鐵工所にて製造された車両であり、改造時点で製造より約8年が経過していた。
本形式の他に苦汁を専用種別とする貨車はタム3100形(1両、後述)が存在した。
落成時の所有者は、日本軽金属1社であリその常備駅は清水港線の三保駅であった。
荷役方式はタンク上部にあるマンホールからの上入れ、加圧空気使用による液出管からの上出し式である。
車体色は黒色、軸距は3,000 mm、実容積は8.5 m3、自重は8.5 t、換算両数は積車2.0、空車1.0であり、走り装置は一段リンク式であった。
1957年(昭和32年)2月13日に3両そろって再度専用種別変更(苦汁→カセイソーダ液)が行われ既存形式であるタ2300形(タ3000 - タ3002→タ2311 - タ2313)に編入された。
タム3100形
1946年(昭和21年)11月25日にタラ400形より1両(タラ401→タム3100)の専用種別変更(カセイソーダ液→苦汁)が行われ、形式名は新形式であるタム3100形に変更された。
改造にともない許容積載荷重は17 tから14 tに減トンされた。
落成時の所有者は、日本軽金属(1960年(昭和35年)3月7日に日軽化工へ名義変更)であリその常備駅は清水港線の三保駅であった。
塗色は黒色、軸距は3,650 mm、実容積は12.0 m3、自重は9.2 t、換算両数は積車3.0、空車1.4、であり、走り装置は一段リンク式であった。
タ3000形がタ2300形へ改造後は本車のみが苦汁専用車として運用されたが1963年(昭和38年)2月4日にタム3100は、タラ400形へ再改造され車番は元の番号に復帰することなくタラ402が与えられた。これは同時に1両のみの存在であった、タム3100形の形式消滅と共に苦汁専用車の消滅でもあった。
参考文献
- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)