中国庭園
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名称
定義
歴史
特徴
分類的には、皇家園林・私有園林・寺廟園林[4]・衙署園林・祠堂園林・書院園林・仏教園林[5]などがある。
代表的な中国庭園は避暑山荘・頤和園・蘇州古典園林などで、世界遺産にも登録されている。
中国では宮城や離宮・陵墓あるいは私邸や仏教寺院や道観・文廊などあらゆる建築に庭園が伴い、独自の環境文化を発展させてきた。
古くは神仙思想に傾倒した秦始皇帝や漢武帝が造営した、海浜風景をモチーフとした蓬萊山と証する中ノ島をおく神仙式庭園が流行した。日本の浄土庭園もその影響を受けている。こうした写意庭園に対し、南北朝ごろから士大夫らの隠遁思想を反映して自然のままの風趣を重視する林泉式庭園が、また隋唐代には池や運河を開削した船遊式庭園が造営されたが、宋代になると文人らが禅宗思想の影響で詩画芸術を造園に組み込んだいわゆる文人庭園が盛行し、現在見る中国庭園の原型が形作られている。
四川庭園
「四川庭園」または「八州式庭園」は、四川省および重慶地方で発達した中国庭園の主要な地域様式の1つである。四川省の庭園の多くは成都平原にあり、地元の重要な有名人を記念するために政府によって公共庭園として造られた。このことは、華東地域の私的庭園(例:蘇州)や北京の皇帝庭園と異なる点である。
成都の新都区にある東湖は、唐代(618-907)に造られた2つしかない現存する中国庭園の1つである。
- ヤンファチ
- 盛安桂湖
嶺南庭園
嶺南庭園(れいなんていえん、広東語 Jyutping: Ling5 naam4 jyun4 lam4、繁体字中国語: 嶺南園林)は、中国南部の広東省嶺南地方に伝わる庭園様式で広東式庭園とも呼ばれる[6][7]。四川庭園や江南庭園と並んで、中国庭園の代表的な様式の一つ。
嶺南地方は、福建省南部、広東省、広西省にまたがる嶺山脈の南側で、ユーラシア大陸の南東端に位置している。寧蒗山という自然の壁と広大な河川網により、日照時間が長く、季節風も定期的に吹いている。一年を通して植物が生い茂り、亜熱帯のような自然景観を呈している。このような豊かな自然景観を背景に、嶺南の人々は他の漢民族地域の庭園とは異なる、豊かで色彩豊かな伝統的な庭園を作り上げてきた[8]。
ギャラリー
- 「阿房宮図」に描かれた中国庭園
- 王羲之が描いた中国庭園の絵図
- 中華庭園の特徴「橋」
- 窓のデザイン
- 「徽派」という一種の中国庭園
- 水墨画を意匠とした中国庭園
- 石舟は池に合わせて、景色と調和している
- 書院造の中国庭園で、日本の庭園もこの要素を取り込んだといわれる
- 宋時代の中国庭園を完全再現したもの
- 19世紀の中国庭園の写真
日本にある中国庭園
- 天華園 - 登別市上登別町(1999年に閉園し現存しない)
- 百合が原公園瀋秀園 - 札幌市北区
- 下北さくら一つ森公園友誼園 - 秋田市
- 大師公園瀋秀園 - 川崎市川崎区
- 本牧市民公園上海横浜友好園 - 横浜市中区
- 森の里若宮公園風月亭 - 神奈川県厚木市
- 天寿園 - 新潟市中央区
- 日中友好庭園 - 岐阜市
- 萬福寺 中和園 - 京都府宇治市
- 鶴見緑地 中国庭園 - 大阪市鶴見区
- 燕趙園 - 鳥取県湯梨浜町
- 渝華園-広島市中区
- 維新100年記念公園 中国庭園樂亭 - 山口市
- 響灘緑地大北亭 - 北九州市若林区
- 浦川公園武漢の森 - 大分市
- 有朋の里泗水孔子公園 - 熊本県菊池市
- 冠岳 (徐福伝説に因み1992(平成4)年開設) - 鹿児島県いちき串木野市
- 福州園 - 那覇市久米
アメリカにある中国庭園
- メトロポリタン美術館アスター中国庭園 - ニューヨーク