孔宣
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出自と正体
孔宣は三山関総兵を務める大妖で、殷王朝陣営最強の戦力として君臨する。本体は世初めての孔雀である「瞠目細冠紅孔雀(ちょうもくさいかんこうくじゃく)」であり、天地開闢の時に誕生した存在である。人や神、妖の秩序が確立する遥か前から生き続けており、三界を睥睨する神性と妖力を生来的に備えており、修行で道を得た一般的な仙人とは次元の異なる絶世の強者である。その出自は神秘的で、闡教(せんきょう)や截教(せつきょう)のいずれにも属さず、封神の体系から遊離した存在として知られる。
神通力と戦闘能力
孔宣の核心的な戦力は、独創的な神通力「五色神光(ごしきしんこう)」である。この神光是青・黄・赤・黒・白の五色からなり、天地間の五行の気に対応しており、あらゆる事物や至宝を撃墜する破格の能力を持つ。西周の闡教に属する三代弟子たちはもちろん、燃灯道人(ねんとうどうじん)や陸圧道君(りくあつどうくん)といった最上級の仙人でさえ、その法宝や神通力はすべて五色神光によってはじかれ捕らえられる。楊戩(ようかん)の七十二変や哪吒(なたく)の蓮花化身でさえ、この神光の前には無力である。
五色神光のほか、孔宣自身の近接戦闘能力も極めて高く、身のこなしは電光のように速く、孔雀の真身が持つ鋭い爪とくちばしを駆使すれば、普通の仙人はすぐに身近に迫ることができない。
主要事績
鶏冠嶺の防衛
殷の紂王の命令を受け、孔宣は鶏冠嶺を守り、西周の紂討伐軍を迎え撃った。戦いでは黄飛虎や洪錦といった西周の猛将たちを次々と生け捕りにし、さらに李靖の玲瓏宝塔や金吒の遁龍柱といった数々の至宝を五色神光ではじき取った。燃灯道人や陸圧道君も交戦後に仕方なく撤退し、一時期西周の大軍は寸歩も進めない窮地に陥った。
準提道人に降伏
西周の仙人たちが手も足も出せないとき、西方教の二教主である準提道人が現れた。準提道人は元始天尊に比肩する準提道人にその神通を破解され、さらに自身の無上の法力で孔宣を降伏させた。
仏門への帰依
孔宣は敗北後、斬殺されることもなく封神榜に名を連ねることもなく、準提道人に従って西方極楽浄土へと赴き、仏教の孔雀大明王へと変化した。その後は仏門の護法神祇として、西方教の気運を護り続けた。
