小泉均
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東京都出身。獨協中学校・高等学校を経て、1980年に千葉大学工学部画像工学科卒業。学生時代にYMOのスナップ写真撮影のアルバイトをする。その後、森啓デザイン研究室で5年間スタッフとして勤め、月刊誌サイエンティフィック・アメリカンの日本版エディトリアルデザインを中心にデザインを基礎から実践的に学ぶ。1983年にTypeTripというタイポグラフィの研修旅行でen:Monotype Corporation主催の「Digital typography aids clarity and benefits computer and electronic media」に参加。 1986年自身の事務所である「Universtudio」を青山キラー通り沿いのビルの一室で立ち上げ、NHK語学テキストのアートディレクションや渋谷ロフト (雑貨店)創業時の販促プロジェクト、国内外書籍中心のデザインを数多く手がける。現在、その一室は現存していない。
1990年から1993年にかけ、スイス・スタイルの戦後のデザイン教育を継承していた高等デザイン学校「Allgemeine Gewerbeschule Basel」のde:Schule für Gestaltung Basel(現存していないWeiterbildungsklasse für Grafik)で、de:Wolfgang Weingartに師事する。帰国後、新潟県の長岡造形大学創設の際、視覚デザインコースを神田昭夫、鎌田豊成と共に立ち上げる。そして視覚デザイン学科としてまとめあげることに尽力する。在勤中に新潟県中越地震に遭遇。その経験から、地震と原発の危険性を目の当たりにし、artists' powerの活動に取り組むようになる。2000年から2001年にかけてはスイス、バーゼルの(当時)FHBBのde:HyperWerkでen:European Credit Transfer System2単位の正規のクラスを持つ。
2002年、桑沢デザイン研究所夜間部で社会人中心のエディトリアルデザインの授業を行う。2007年には、 阿部宏史と共同で同授業を行う。さらに2009年、レタリング・タイポグラフィも担当。日本初のタイポグラフィ書籍版アプリをiTunesに載せる。
1999年から2016年まで、東京佃の高層マンションで活動。2017年、東京日暮里の実家をリノベーションし、活動拠点を移し、株式会社タイプショップgとして、現在、活版印刷家、私塾教師、グラフィックデザイナー、タイポグラファー、デザインコンサルタント(PAOSのアドバイザーなど)として活動。また、2020年4月にTypeShop_g Pressという出版社を開業。日暮里地区民生委員・児童委員(2022年12月–2025年3月)。
会員歴
- 1984 - 2003年 カナモジカイ会員(1998年からは理事)
- 1992 - 2007年 記号学会会員
- 1998 - 2007年 基礎デザイン学会会員
- 2005 - 2007年 日本タイポグラフィ学会会員
- 1981 - 2008年 国際タイポグラフィ協会en:ATypI会員
- 2002 - 2009年 日本グラフィックデザイナー協会 新潟/宮城会員
主な仕事(教育)
- お茶の水美術専門学校 非常勤講師 コミュニケーション論(1986年4月 - 1988年3月)
- 長岡造形大学 助教授 産業デザイン学科(1994年4月 - 2004年3月)
- 長岡造形大学 教授 視覚デザイン学科(2004年4月 - 2007年3月)
- 韓国・弘益大学校・造形大学 特別講義(1995年3月)
- 昭和女子大学・環境デザイン学科 特別講義(2011年1月, 2014年6月)
- チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社 日本デザインコンサルタント(1998年 - 2001年)
- スイス・バーゼル・FHBB 特別教員(2000年 - 2002年)
- ワインガルト・レクチャー・ツアー 通訳/コーディネーター(2001年10月)
- 桑沢デザイン研究所 非常勤講師 エディトリアルデザイン(2002年4月 - 2017年12月)
- 桑沢デザイン研究所 非常勤講師 タイポグラフィ・レタリング(2009年9月 - 2014年3月)
- タイプショップg/School 教師 スイス・タイポグラフィ(2007年4月 - 2024年11月)
- takeThisfromKoizumisBookshelves 古本屋店主(2024年11月 - )
- 表千家講師[1989年に同門] 亭号は字休菴(2025年5月 - )
著書
単著
- 2000年『タイポグラフィの読み方』美術出版社
- 2009年『タイポグラフィの■▲方』iTunes(iPhone)版
- 2012年『タイポグラフィ・ハンドブック』研究社
- 2025年『US-Atlas Weingart Project』TypeShop_g Press
共著
- 1993年『世界のニュー・タイポグラフィ』PIE BOOKS
- 2001年『構成的ポスターの研究』多摩美術大学竹尾ポスター共同研究会/中央公論美術出版
- 2004年『図録タイポグラフィ・タイプフェイスのいま。』女子美術大学
- 2011年『言葉のデザイン2010 オンスクリーンタイポグラフィを考える』JAGDA
- 2021年『タイポグラフィ・ハンドブック 第2版』研究社
監修翻訳
- 2008年『Helvetica forever ー タイプフェイスをこえて』ラース・ミューラー他著 BNN新社
- 2014年『世界の文字と記号の大図鑑 ー Unicode 6.0の全グリフ (decodeunicode_jp)』ヨハネス・ベルガーハウゼン他著 研究社
- 2015年『図説 サインとシンボル』アドリアン・フルティガー著 研究社
主な展覧会
- 1992年「学生作品展」AGSギャラリー(バーゼル)
- 2003年「文字展@smt」せんだいメディアテーク(仙台)
- 2006年「COLLABORATION展」JAGDA畠山敏との共同展 せんだいメディアテーク(仙台)
- 2009年 個展「水"=み"ず」森岡書店(東京・茅場町)