山霊
山に宿るとされる神霊
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山霊(さんれい)は、山に宿るとされる神霊の総称。
概要
伝承
その昔、関東のとある山でのこと。麓の茶店に登山途中の2人の男が立ち寄り、休憩をとった。2人は先を急いでいる様子だったが、足は進んでいないようで、しかも時は既に夕刻だった。このままでは山に登りきる頃には夜更けになってしまう。
店の主人や客たちは、夜の山に入るのは良くないと、明日改めて山に登ることを勧めたが、男たちは今夜中に頂上をきわめたいと言い張り、彼らの制止を聞かずに店を去って山へ入って行った。
間もなく凄まじい雷鳴が轟き、大雨が降り始めた。やがて雷雨はやんだが、店の主人たちは何か異変が起きたに違いないと、次の日に男たちを探して山へ入った。すると案の定、頂上へと続く途中の木に、男たちの身につけていた着物などが引っ掛かっていた。男たちの姿は影も形もなかった。一同は、彼らは山霊にやられたに違いないと、畏れながら話し合ったということである。
関連項目
参考文献
- 多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 新紀元社、1990年、30頁。
- 水木しげる 『妖鬼化 1 関東・北海道・沖縄編』 Softgarage、2004年、58頁。