カウアン・オカモト
歌手
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略歴
生い立ち
日系ブラジル人3世の両親の元に愛知県豊橋市に生まれる。両親が日本に出稼ぎに来ており、母が18歳の時に彼を身ごもった。当初は異国の地での子育てに対する不安があり、中絶も考えたが、「ここで堕ろしたら一生罪を背負うことになる」と考え、ギリギリのところで踏みとどまった。カウアンが生まれた後、父は工場員、母は内職をしながら日系人が多く暮らす団地で彼を育てた。2人とも日本語が不自由だったため、保育園で日本語を習得してからは両親が役所や病院に行く際は通訳をしていた。
物心ついた時から「自分は他の子と違う」という疎外感や「ブラジル人、日本人、自分はどちらとして生きるべきか」といったアイデンティティが定まらないことへの葛藤を抱えていた。小学校低学年の時に安田生命のCMで流れていた小田和正の『言葉にできない』に感銘を受け、そこから音楽の力に魅了される。中学校に入って、勉強についていけなくなり、バスケットボール部で努力しても実力が認められず、ストリートバスケに没頭する。
そこでは自分と似た境遇の、多国籍の外国人が集まり、喧嘩、酒、タバコなど次第に悪いことを覚えていくが、ある日いつもの様に不良仲間と公園でたむろしている際に、原付に乗った母親が乗り込んできて、一人ずつ「バカヤロウ!!」と言いながらビンタした挙句、警察に全員を突き出した。そこから母親は「ターミネーター」とあだ名をつけられ「自分の息子を警察に突き出すなんて、頭がおかしい」と仲間に言われるが「母親がしてくれたことは、心から自分を想っての、愛ゆえの行動だ」と、その後は不良仲間から離れた。
丁度その頃、自分の2歳年上のジャスティン・ビーバーが世界的に有名になり、ジャスティンと自分の境遇があまりにも似ていたことに驚愕し、「自分も大好きな音楽で成り上がって家族に楽な暮らしをさせたい」と考えるようになる。その事を母親に相談すると「あなたは私に似て顔だけは良いから」と言われ、地元と東京のモデル事務所に所属することになり、その事務所のマネージャーを通じて、自身がジャスティンの歌を熱唱しているDVDが岡本健一を経てジャニー喜多川へと渡ることになる。本人曰く「ジャニーさん、僕のこと最初岡本健一さんの同じ岡本だから親戚だと思ったんですよ。」とのこと。
ジャニーズJr.
中学卒業を間近に控えた2012年2月12日の朝、自身の携帯電話に直接ジャニー喜多川から電話がかかってくる。「ユーのDVD見たよ、今からSexy Zoneのコンサートだから東京に来て」と呼ばれる。ジャニー喜多川にステージで歌うように指示され、いきなり5000人のSexy Zoneのファンの前でジャスティンの歌『ベイビー』をアカペラで歌い、そのままジャニーズJr.に加入することになった。
YouTubeを使って日本でもブラジルでもソロデビューをしたいという希望があり、2年かけて『Fantasy Dance』のミュージック・ビデオを制作しジャニー喜多川に見せたところ、「これユーが作ったの? 凄いよ、事務所でプレゼンしてくる」と絶賛されたが、当時タレントのSNS運用に否定的だった事務所の幹部達に却下される。「このままジャニーズとして残ってデビューしても、本来やりたい歌手活動でなくバラエティ中心の活動になるだろう」と考え、脱退を決意する。グラビアアイドルとのデート写真が出た直後に、それが原因でクビになったとの噂もあるが、本人は「あの写真が出てから辞めるまでに半年以上経っていた、恋愛はしていたけどあれが原因で辞めたわけでは無い」と完全否定している。
ジャニー喜多川性加害問題への関与
2022年11月13日、暴露系YouTuberであるガーシーとYouTube上でコラボした際にジャニー喜多川による性加害の噂について尋ねられ、噂ではなく事実であること、自身も被害に遭っていたこと、証拠として行為中の動画も所持していることなどを告白した。
2023年4月12日には日本外国特派員協会で「ジャニー喜多川性加害問題」に関する記者会見を行った。9月8日、同協会にて前日に行われたジャニーズ事務所の会見を受け、2回目の記者会見を開いた。前回の会見以降、「お前は嘘つきだ」「ジャニーズを潰した」等の誹謗中傷が相次ぎ、自身だけでなく母親にまで被害が及んでいたことから「今回のことで一番辛い想いをしているのは、僕のお母さんです」と涙ながらに訴えた。以降、ジャニーズ事務所に対する指摘などはせず、自身の音楽活動に注力すると表明した。
2023年10月30日にガーシーこと東谷義和が脅迫罪等の罪で訴えられた第2回公判の際に情量酌量の目的で証人として出廷。脅迫は許されることではないと言及した上で「ガーシーさんが取り上げてくれなければ、この問題は明るみにはならなかっただろう」と東谷のYouTubeチャンネルの意義を申し立てた。
人物
格闘技
子供の頃に柔道を習っており、ジャニーズに入って以降ブラジルの国技であるカポエイラも始めた。2024年3月30日にBreakingDownが開催した『BreakingDown11.5』に出場し、むらけんにKO勝利[6]。審査員の大沢ケンジから「顔と勝ち方トータルで見て一番かっこいい」と評される。
「格闘家になりたいわけじゃない」とし、あくまでも自身は音楽家であるとのこと。目標は「ブラジルからヤバいの連れてきてBreakingDownでブラジル対抗戦やること、そこまでは続けたい」と自身のYouTubeチャンネルで語っている。
BreakingDown
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
| × | しゃち | 1R 判定0-5 | BreakingDown20 | 2026年6月14日 |
| ○ | レオ | 1R 判定5-0 | BreakingDown19 | 2026年3月20日 |
| × | 咲人 | 1R+延長1R 判定0-5 | BreakingDown15 | 2025年3月2日 |
| ○ | こめお | 1R+延長1R 判定4-1 | BreakingDown12 | 2024年6月2日 |
| ○ | むらけん | 1R+延長1R 0:42 KO(右ストレート) | BreakingDown11.5 | 2024年3月30日 |
作品
- Memories ft.iCE KiD(2019年2月5日)
- Journey(2019年11月1日)
- New Me(2020年1月1日)
- Fantasy Dance(2020年3月14日)
- 愛する人(2021年2月5日)
- オルゴール feat.Duuy(2022年4月8日)
- Melon ft.Duuy(2022年8月8日)
- The first(2023年5月23日)
- My soul(2023年11月22日)
- Race(2024年6月1日) - BreakingDown12 入場曲
- Nangokue(2024年7月19日)
- Pain(2024年 9月5日)
- Vai Dar Bom(2026年1月19日)
書籍
- ユー。 ジャニーズの性加害を告発して(2023年8月9日、文藝春秋、ISBN 978 4163917375)