岡本正剛
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功績
岡本正剛は38歳という、武道を始めるには一般的に遅いと言われる年齢ではじめて大東流合気柔術の門をくぐった。それまで武道とは無縁の生活を送っていたが、知人から面白い技を使う人がいると聞き、冷やかし半分で堀川幸道のもとに見学に行ったのがその始まりだった。入門以来、ほぼ無欠席で稽古にいそしんだが本人は、「稽古後に皆でビールを飲むのが楽しみで通っていた」という。岡本は堀川門下生のなかでは異例のスピードで昇進した。
岡本の功績のひとつは、それまであまり知られることのなかった大東流合気柔術という武道を広く世に知らしめたことである。昭和59年に発行した『合気柔術入門』は大東流の技を連続写真で紹介している。大東流の技法がこのような形で公開されたのはこれが初めてである。平成元年に発行された『幻の神技 大東流合気柔術』は本とビデオがセットになった刊行物である。この手の映像としては当時安めの価格であったということもあり、この出版物はよく売れた。
2002年11月には、天願大介監督の映画『AIKI』が公開され興行的にも成功をおさめる。この映画は六方会デンマーク支部で、車椅子でありつつ黒帯にまで至ったオーレ・キングストン・イェンセンがモデルになっており、製作に六方会が協力している。岡本は主人公の師匠のモデルとなっている。
六方会には国内では神奈川、栃木、名古屋、大阪、奈良、神戸、岡山、広島、福岡、札幌に支部があり、海外ではアメリカ、メキシコ、デンマーク、イタリア、スウェーデン、ロシアに支部を持つ。岡本は80歳を超えてもなお海外まで稽古に出向いていた。