法名 (浄土真宗)
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概要
一般門徒[4]は本山・別院・一般寺院などで行われる「帰敬式」(ききょうしき〈「おかみそり」とも〉)において、本尊である阿弥陀如来の前で法主(本願寺派は「門主」・大谷派は「門首」)より授かる。法嗣(ほっす)が代行する場合もある。
帰敬式では、刃の無い儀式用の剃刀で頭をなでるだけで剃髪は行わない。
「勝他[5]」・「利養[6]」・「名聞[7]」という、法然が「みつのもとどりそりすてよ[8]」と述べたことにちなむ。
得度式では剃髪[9]する。
近年では、手次寺(他宗でいう菩提寺の事)でも授かることができるようになったが、なるべく本山にて授かる事が推奨されている。
起源
浄土真宗の宗祖とされる親鸞が、承元の法難により流罪・還俗となり、その後に自らを「愚禿釋親鸞」と名告り、非僧非俗の立場で教化[10]した事に基づく。
法名の選定
法名は、仏弟子[1]となったことをあらわす「釋」の字を冠して、正依の聖教の中から2字が選ばれる(本願寺手帳の「院号及び法名の授与に関する注意」というページがあり、法名は二字。歴代宗主・裏方の院号・法名と同一のもの、「如」の字を用いた物は許可にならないとされ、歴代宗主、お裏方の院号法名が一覧になって出ている。これは帰敬式以外で院号法名を内願するときの指針と思われる。また昭和60年版からはこの表は削除されている。)
宗派により異なるが、所属する手次寺の住職選定による法名であれば、法名に俗名から一文字用いることが可能である。また、事前に手次寺の住職からの内願の手続を受けていれば、本山授与の法名にも同様の扱いがされる宗派もある。
浄土真宗各派における差異
院号
位号・置き字
「位号」(居士や大姉など)、「置き字」(不退転・正定聚など)は、用いないのが正式である。
但し、宗門としては存じ得ぬ事であるが、手次寺が地域の習俗事情・故人の遺言・遺族の希望・慣習などにより付けている場合がある。