悲劇的序曲

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Brahms:Tragische Ouvertüre - ダニエレ・ガッティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による演奏。AVROTROS Klassiek公式YouTube。

悲劇的序曲』(ひげきてきじょきょく、独:Tragische Ouvertüre)作品81は、演奏会用序曲として1880年ヨハネス・ブラームスによって作曲された管弦楽のための楽曲である。

1879年にブラームスはブレスラウ大学の哲学科から名誉博士号を与えられ、翌1880年の夏、推薦人のひとりであった指揮者のベルンハルト・ショルツの薦めから感謝の印にと『大学祝典序曲』を保養地バート・イシュルで書き進めていた。この際、彼はこの陽気な「笑う序曲」と対になる「泣く序曲」(どちらも友人ライネッケ宛書簡の中でのブラームス自身の記述)を書こうと考え、同時にこの『悲劇的序曲』も作曲した。タイトルについてはショルツ宛の書簡(同年9月4日の書簡)で逡巡した様子も見せているが、最終的にブラームス自身が命名している。

同年の9月13日にその日が誕生日だったクララ・シューマンとの連弾で両曲を披露しているため、8月中にはどちらも作曲を終えていたものと推測されている。

その題名および劇的な構成から、交響詩のように何らかの題材となったものがあるのかとも感じさせるが、ブラームス自身は「何らかの具体的な悲劇を題材として想定したものではない」とそれを否定している。なおブラームスが遺したスケッチや草稿の研究では、作曲の10年以上前になる1860年代の末には、既にこの曲のスケッチが出現していることがわかっている。

初演

構成

楽器編成

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