ピンク
色の一つ
From Wikipedia, the free encyclopedia
概要
英語の pink は、元来ナデシコの意であり[2]、シェークスピアの時代にはまだ色名としての用法はなかったとされる。後に、ナデシコの花の色を指してpink、すなわち「なでしこ色」と呼ぶようになった。
また、英語以外の多くのヨーロッパの言語では、ピンク色を指すのにバラを意味する語やその派生語を使い、いわば「ばら色」という言い方をする。
日本語では英語を借りて「ピンク」「ピンク色」と呼ぶのが一般的だが、モモの花に見立てた「桃色」の名もある。ほかに「撫子色」(なでしこいろ)、「石竹色」(せきちくいろ)などナデシコに由来する和色名もあるが、これらが英語pinkの同義語として扱われてきた実績がとくにあるわけではない。実際の色は微妙に異なる。
ピンクの色料
研究
ピンクと文化
日本をはじめ世界の一部の国では、一般的にピンクは女の子(または女性)の色と認識されている。日本では古来から薄い紅色を「桃色」と表現してきたが、明治以降、外来語の流入によりピンクと同一視されるようになった。日本では桃色が特定の性別に結びつくことはなかったが、1950年代にピンクがアメリカで流行し、大量消費社会に移行しつつあった日本にもその文化が入り、大量生産の既成服などで男女の色分けが進んだ[6]。女児向けアニメのプリキュアでは、メインキャラクターのイメージカラーにピンクが高頻度で採用され、幼少期から固定観念の醸成に寄与している(実際に女児から人気の色でもある)。一方、2020年代以降はこうしたステレオタイプを覆すカラーが採用されつつある[7]。
アフリカの国々では小学校の制服にピンクが採用されることがある。黒い素肌は夜間に目立ちにくいことから、視認性が高く安全なピンクが採用されている[6]。

