日本ATPユーザグループ
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日本ATPユーザグループ(にほんえいていぴいユーザグループ、略称:JAUG)は、日本及び東アジアにおけるATP(Alternative Transients Program)ライセンスの管理、プログラム等のリソース配布の簡素化・迅速化及び導入支援、ATP開発・保守の協力を目的として、1997年11月に発足した。2021年10月活動停止。以後のライセンス発行はEEUGが担当。

ATPは、米国BPAで開発されたEMTP(Electro Magnetic Transients Program)に端を発する電力系統の回路現象解析シミュレーションプログラムである。プログラム自体は、非営利で開発・保守されており、ライセンスの取得が必要であるものの使用料は無料である。このため、開発国であるカナダ・アメリカ(Can/Amユーザグループ)だけでなく、日本を含む世界のメーカー・ユーザー・大学等研究機関で広く用いられている。
ATPの開発トピックス
世界各国の開発者の尽力により種々の拡張・改良がなされており、下記に概要を紹介する。
各種動作環境のサポート
ATPdraw
EMTP導入のネックであったのが入力データ作成用のGUIツールであったが、MS-Windows上で動作するATPDrawが1997年にリリースされた。一般的なEMTP機能だけでなく、ATPの特徴であるTYPE59発電機、TYPE94非線形素子、MODELS、Compiled TACS等のサポートも行われている。
Compiled TACS
PlotXY
Easy Installer
ATP/MinGW+ATPDrawの簡単インストーラで, Win98/98SE/Me/NT/2000/XPを搭載したPCで動作し下記の機能がある。
- 簡単インストール
- ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストール先を選ぶだけの簡単操作で、最新版のATP/MinGW版、ATPDraw、PlotXY, Gtpplot, GnuplotなどのソフトをPCにインストールできる。
- プログラム起動
- 各種プログラムの起動、設定ファイル、入力ファイル、出力ファイルの参照、編集などを行う機能がある。
- マニュアル
- 各種プログラムのマニュアルが参照できる。
- サンプルデータ
- サンプルデータが参照できる。
- TPBIGの再リンク
- TPBIGの最大listsize変更、Compiled TACS, MODELS外部関数付加などのサポート機能。
TYPE 58 S.M.Model(同期機モデル)
Higher-order Pi Circuit(高次Π回路)
変圧器電位振動詳細解析などの電磁過渡現象解析においては、導体間の電磁的結合を考慮することが必要であるが、従来その要素数は40が限度でモデル化の精度に問題があった。ユーザ要求により要素数の制限がなくなり、高精度な解析が可能となっている。
JAUGの活動
JAUG(Japanese ATP User Group)の主要な活動には下記のものがある。
トピックス
ライセンス管理
導入支援
- 2002年8月:Easy Installer Ver1.05をATPユーザグループに紹介。
開発・保守
広報・技術交流
電気学会、IPST、日本EMTP委員会 、ATPユーザグループ等でのPR及び技術交流を実施している。
- 1999年6月:IPST '99 - Budapest, Hungaryにて、JAUGの紹介
- 2000年3月:電気学会全国大会 72C1 セッション名:系統運用・解析
(サブタイトル:ATP-EMTPによる解析 日時:2000年3月23日 午前 第72会場)
- 2001年6月:IPST '01 - Rio de Janeiro, Brazilにて、JAUGの紹介
- 2002年3月:電気学会全国大会 B0567-D1 系統運用・解析 ATP-EMTP 3月29日 午前 第B0567会場
幹事
JAUGの円滑な運営のために、議長、および若干名の幹事を置き、その任期は原則として2年としている。