本州四国連絡橋公団
1970年から2005年まで本州四国連絡道路を管理していた特殊法人
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業務
国土交通大臣から指示された基本計画に従って、次の業務を行った。
基本計画とは、具体的には以下の事項をいう(法施行令)。
- 一般国道
- 路線名及び管理の区間
- 車線数
- 設計速度
- 連結位置及び連結予定施設
- 新設に関する工事に要する費用の概算額
- その他必要な基本的事項
- 鉄道施設
- 路線名
- 起点及び終点並びに主たる経過地
- 単線、複線等の別及び線路の規格
- 電化する路線にあつては、その旨
- 工事に要する費用の概算額
- その他必要な基本的事項
公団は、これらをふまえて策定した工事実施計画や道路にかかる料金及び料金の徴収期間につき、あらためて国土交通大臣の認可をうけ、建設・管理した。なお、本州四国連絡道路については、道路整備特別措置法によりいわゆる維持管理有料制度が認められていた。
沿革
財務及び会計
公団は事業年度毎に国土交通大臣から、事業計画等の認可、財務諸表の承認をうけた。一方、資金の借入のほか、日本の高速道路には無い沿道の地方公共団体による負担金を受け取り、本州四国連絡橋債券の発行を行い、日本国政府の債務保証が認められた。さらには道路の建設費につき、日本国政府による当分の間の無利子貸付もなされた。
しかしながら本州四国連絡橋は、日本道路公団の全国料金プール制に組み込まれず、3ルートプール制を採用し、開通から30年の債務償還計画で返済する計画を策定したことから、超高額の高速料金になってしまい、通行量が当初予測より半分にも満たない状態になり、管理費と利子の一部だけを支払ったことから、当初の負債に利子が付いてしまって、利子が付いた債務が複利で増加したことで、2003年度には負債総額2兆2,550億円を経上し、本四公団の危機的な財務諸表が露わになった。
2003年(平成15年)5月12日、上記の特別措置法により、政令で定める公団の債務の一部を一般会計において承継するという大なたが振るわれた。これにより国庫は1兆3,400億円を負担し、残りを日本高速道路保有・債務返済機構が返済する債務の組み替えを実施し、平成15年度末の資産合計は3.9兆円、負債合計は2.9兆円になっている。
歴代総裁
| 氏名 | 在任期間 | 前職 |
|---|---|---|
| 富樫凱一 | 1970年7月1日 - 1976年7月15日 | 日本道路公団総裁 |
| 尾之内由紀夫 | 1976年7月16日 - 1982年6月30日 | 日本道路公団副総裁 |
| 高橋弘篤 | 1982年7月1日 - 1986年7月1日 | 日本道路公団副総裁 |
| 山根孟 | 1986年6月17日 - 1988年8月31日 | 本州四国連絡橋公団副総裁 |
| 加瀬正蔵 | 1988年9月1日 - 1990年8月31日 | 本州四国連絡橋公団副総裁 |
| 萩原浩 | 1990年9月1日 - 1995年12月31日 | 本州四国連絡橋公団副総裁 |
| 藤原良一 | 1996年1月1日 - 2000年6月26日 | 本州四国連絡橋公団副総裁 |
| 藤川寛之 | 2000年6月27日 - 2003年6月16日 | 本州四国連絡橋公団副総裁 |
| 堀切民喜 | 2003年6月17日 - 2005年9月30日 | 住友信託銀行副会長 |