『東大寺要録』の続編として、弘安・正応年間にほぼ成立したとされている。現在知られているのは9編(仏法・造仏・寺領・供養(本編)・供養(末編)・拝堂・諸院・宝蔵・諸会)のみだが、元は寺領に関連した1編を加えた全10編であったと推定されている。原本は存在していないが、文明年間の写本が東大寺に所蔵されている他、同系統の写本が内閣文庫・宮内庁書陵部・東京国立博物館・陽明文庫などに所蔵されている。
治承4年(1181年)南都焼討からの再建・復興期の東大寺の姿を宗教的・経済的に知る上で貴重な史料である。
国書刊行会から活字版が出版されている。