演習弾
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榴弾の演習弾
徹甲弾の演習弾

徹甲弾は、運動エネルギーを利用した弾丸であるため、もとより炸薬を内蔵していない。徹甲弾の演習弾は、所望の距離を飛翔した後は運動エネルギーつまり速度が低下する構造にして、安全化される。
高速で飛翔する弾丸は熱を帯びる。これは、高速で飛翔する弾丸先端の空気が圧縮されて生ずる熱(→ボイル=シャルルの法則)である。また、旋動安定方式の徹甲弾では遠心力も加わる。これらの外力を利用して、一定時間経過後に弾丸の運動エネルギーを低下させる機構をもつ。具体的には
と、いった機構を内蔵する。
徹甲弾は炸薬を内蔵しないため、演習でも実弾を用いることがある。 陸上自衛隊が戦車砲の徹甲弾の実弾射撃演習を行う場合、徹甲弾ドームと呼ばれる施設に向けて射撃を行い、万が一、弾丸が目標に命中しなかったときに高い運動エネルギーを保ったまま飛翔し続けるのを防止する安全措置がとられている。
ロケット弾、誘導弾の演習弾
関連項目
- 擬製弾
- 狭搾弾
- ダミーラウンド(Dummy round、drill round) ‐ 模擬弾
- スナップキャップ - 銃の空撃ち時に機構へ負担をかけないように装填しておく模擬弾。