琉璃玉の耳輪
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1927年、阪東妻三郎プロダクションによる映画脚本の公募に応じて執筆された。規定に順じ、指定された女優5人へアテ書きされている。
入賞はならず、推敲を依頼されたという証言もあるものの、映画化には至らなかった。原稿は友人に渡り、更にその遺族が保管していた。発表されたのは著者の死後である。
短期間に執筆された草稿であり、生前発表された小説作品と較べ完成度は低い。終盤には解読が困難な部分もあり、書籍では「□□□」などで示されている。
あらすじ
女探偵の岡田明子は、匿名の貴婦人から3人の姉妹の捜索を依頼される。
姉妹の姓は黄、目印は琉璃玉のあしらわれた白金の耳輪。
主な登場人物
津原泰水による小説
遺族の許諾を得たうえで執筆され、2010年に河出書房より刊行された。
作劇面においても粗削りである本作を、現代の鑑賞にも堪えるよう膨らませて執筆している。登場人物の一部やSF的な設定の大部分は津原によるもの。
物語の筋には、特に後半に大きな改変が加えられている。
また、津原は自身の作品『ルピナス探偵団の当惑』において、本作を劇中劇として登場させている。