算術級数の素数定理が証明された後、
の誤差項の改善が大きな課題となった。
イヴァン・ヴィノグラードフ(英語版)(1958年)は指数和の評価を用いて誤差項を
に改善した。これが現在知られている最良の誤差項である。
一方、ゴールドバッハ予想などの数論上の問題の研究の過程で、dに対する依存の評価がより重要であると考えられるようになった。このときに問題となるのは
は χ が実指標のとき、
を満たす零点を持つ可能性を除外できないことである。ただし、正の実数 s に対して
となる事例はあるとしても1個しか存在しない。
ディリクレの類数公式から、任意の正の ε に対して
であることがわかり、これから
の実の零点 s は
を満たすことが従う。ここで c は計算可能な正の定数である。
カール・ジーゲルは二次体の類数についての研究結果から任意の正の ε に対して
を示し、これから
を
示した。ただしこのときは c は計算可能ではない。これは後にセオドア・エスターマン(英語版)によって複素函数論の基礎的な定理のみを用いて証明された。この結果から、任意の正の ε に対して、
ならば

(ここで c1 は ε にのみ依存する正の定数)
が成り立つ事が示される。