綺
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綺(き)とは、絹織物の一種。紗綾(さや)、平地綾紋織(ひらじ あやもんおり)とも呼ぶ。
糸は経糸と緯糸両方に生糸を用いて織りあがり後に湯に通して練ったもので、地は無紋の平織組織で四枚綾(綾織で緯糸四本ごとに経糸がかかる織り方)で模様を織り出している。
同じ絹織物でも地紋が有ることが多い綾組織の織物に比べると、すっきりと軽やかな印象である。
歴史
綺にまつわる言葉
- 綺麗
- 衣服の様子が整い、美しいことを表す語句。綺の糸偏が抜けた「奇麗」という字の場合は美しいもの全般を広く表現する。
- 綺羅星の如し
- 身分の高い人が一堂に会している様子を表す語句。「きら星の 如し」と誤読されることが多いが、「綺 羅 星の 如し」が正しい区切り方である。綺も羅も絹織物のことで、高価な絹織物を着た貴族たちが天の星の如く大勢集まった様子を指す。
- 紗綾形
- 現在も着物地の模様に頻繁に使われる「卍つなぎ」という模様のこと。紗綾によく織り出されていたことから、このように呼ばれている。