美少女ゲームの臨界点

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美少女ゲームの臨界点』(びしょうじょゲームのりんかいてん)は東浩紀が責任編集を務めたビジュアルノベル評論誌。

2004年夏と冬のコミックマーケットで販売された同人誌だが、2003年12月から2005年1月にかけて配信されたメールマガジン「波状言論」の増刊号として刊行された。ISBNが付記され、一部の一般書店でも販売されていた。

AIR』『CLANNAD』(Key)を中心に、美少女ゲームの物語性に着目した批評や座談会で構成されているが、論調などは美少女ゲーム情報誌『Colorful PUREGIRL』の影響を強く受けており、同時発売の『はかぎくす!!』はその休刊を大きく取り上げていた。

一方で、KeyやLeafの「セカイ系」とも呼ばれていたシナリオ重視型作品を極端に贔屓し、それ以前の美少女ゲームの代表的作品をほとんど無視していることや、「新伝綺」のキャッチフレーズで『ファウスト』の主力となりつつあったTYPE-MOONを批判していたことから、「葉鍵史観」と強く批判された。そのため、『美少女ゲームの臨界点+1』ではニトロプラスから虚淵玄でじたろう鋼屋ジンを加え、論の補強を図っている。

座談会の一部は、講談社BOXから刊行された『批評の精神分析 東浩紀コレクションD』に再録されている。

執筆陣のうち、夜ノ杜零司と夜ノ杜双成は変名での参加となっている。編集には当時の「波状言論」スタッフであった佐藤心前島賢、丹羽洋介などが参加していた。

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