ステファノ
新約聖書に登場する人物
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事績
その名前が明らかにギリシャ風であることからも分かるように、ステファノはギリシャ語を話すユダヤ人(ヘレニスト、ユダヤ系ギリシア人)であり、初代教会において彼はヘレニストの代表であった。初代教会においてヘブライ語=ユダヤ語を話すユダヤ人(ヘブライスト)とヘレニストの間に摩擦が生じたため、問題解決のために使徒たちによって選ばれた7人(他にプロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、ニコラオ、フィリポ)の一人である。なお、この7人の選定を、キリスト教では伝統的に聖職位階の一つである助祭(輔祭)職の選定とみなしている。
ステファノは天使のような顔を持ち、「不思議な業としるし」によって人々をひきつけたため、これをよく思わない人々によって訴えられ、最高法院に引き立てられた。そこでもステファノはユダヤ人の歴史を引き合いにしながら「神殿偏重に陥っている」とユダヤ教を批判したため、ファリサイ派によって石打ちの刑に処せられた。この場にサウロ(後のパウロ)が立ち会っていたという。ジャン・ダニエルーはこの殉教の裏側にキリスト教内部のヘレニストとヘブライストの立場の違いを見ている[1]。
