腹毛動物
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概説
特徴
体は前後に細長く、左右対称で、腹背の区別がある。付属肢などはなく、腹面にある繊毛帯によって滑らかに滑走して運動するのが基本であるが、オビムシ目は粘着腺を用いて匍匐行動を示す種類もいる。また、腹面に粘着腺(粘着管、adhesive tube)があって、ものに付着することができる。中には、尾が二葉に分かれ、そこに粘着腺を集中させている種類もいる。体表はクチクラで覆われ、鱗や細かい刺をその表面に並べるものが多い。
消化管は体の先端に口(咽頭)が開き、直線的に後端近い背面に出る。口は強力な筋肉でできている。イタチムシ類では原腎管が一対あり、腹面に開く。縦走筋はあるが環状筋はない。
雌雄同体であるが、同時に成熟することはない。イタチムシ類では雄性器官が発見されておらず、単為生殖を行うのではないかと考えられている。卵は体控の後方に作られる。発生は直接的で、幼生はやや小さいだけで成体とほぼ同じ構造。 水中の藻類や沈殿物の表面やその間をはい回って生活し、微小藻類やデトリタスを食べていると考えられる。寄生性のものはない。オビムシ類には間隙生物であるものも多い。
系統と分類
参考文献
- 白山義久編集;岩槻邦男・馬渡峻輔監修『無脊椎動物の多様性と系統』、(2000)、裳華房
- 伊藤, 立則 (1985年2月20日) (日本語). 砂のすきまの生きものたち 間隙生物学入門 (1 ed.). 海鳴社. pp. 18-20