腹筋 (解剖学) From Wikipedia, the free encyclopedia 腹筋(ふっきん、英:Abdominal muscles)は、腹部の前面および側方を覆い、前正中線で合する筋肉群。前腹壁の筋肉は、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、腹直筋の四群に区分される。 前腹壁の筋肉 前腹壁には三層の扁平な骨格筋がある。表層の外腹斜筋は下内側へ走行し(ズボンのポケットに四指を差し込む方向)、その直交する中間層の内腹斜筋は上内側へ走行する(他の指がポケットに入ったとき親指が向かう方向)。最深層の腹横筋はほぼ水平に配列し、ベルトの前面に相当する配置を取る。これら三層が異なる方向性をもって帯状に重なることで、体幹の多様な運動・回旋が可能となり、また骨による保護の乏しい腹部内臓を筋の三層が補って保護する。 白線 白線は、左右の腹直筋鞘が前正中線で癒合した白色の線維性帯である。腹直筋は恥骨稜(英語版)および恥骨結合(英語版)に起始し、体幹長軸に沿って走行する一対の長い筋で、腱画と呼ばれる三本の横走する膠原線維帯により区画化される。各区画が肥大すると、いわゆる「腹筋が割れている」として外観に現れる。 後腹壁 後腹壁の筋肉 後腹壁は、腰椎、寛骨(腸骨部)、および大腰筋・腸骨筋、腰方形筋から構成される。体幹の一部として、全身の安定化と姿勢維持に重要な役割を果たす。 機能 動作対象運動方向主動筋起始停止 腰のひねり(回旋)および側屈 脊柱回旋および側屈外腹斜筋・内腹斜筋第5–12肋骨・腸骨第7–10肋骨・白線・腸骨 強制呼気・排便・排尿・分娩時の腹圧保持(腹部の締めつけ) 腹腔圧縮腹横筋腸骨;第5–10肋骨胸骨・白線・恥骨 起き上がり 脊柱屈曲腹直筋恥骨胸骨・第5および第7肋骨 側屈 脊柱側屈腰方形筋腸骨;第5–10肋骨第12肋骨;腰椎L1–L4 出典 この記事はCC BY 4.0ライセンスの下にに提供されているフリーコンテンツを元に記述されています。 J. Gordon Betts et al、「Anatomy and Physiology」、https://openstax.org/ Openstax https://openstax.org/books/anatomy-and-physiology/pages/11-4-axial-muscles-of-the-abdominal-wall-and-thorax Related Articles