この作品の主人公ハリー・ハラーと、作者のヘルマン・ヘッセのアルファベットの頭文字は、同じH・Hとなる。さらに、この作品の最重要登場人物であるヘルミーネは、ヘルマンの女性形であることから、作者の内面を重ね合わせ、自己を分析し、新しい道を切り開くきっかけであったと評されている。
また、この作品は、出版直後から激しく論議され、特に1960年代頃に現れたヒッピーたちに大きな影響を与えた。カナダで結成されたロックバンドステッペンウルフのバンド名は、この小説に由来する。
ヘッセ自身は「アメリカで、この本の意味を理解している人間が3人でもいるか疑問だ」と述べており、大変危惧していた。