華麗なる探偵たち
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舞台となる「第九号棟」は、何らかの理由で一生外に出したくないと考えられた「患者」を、法外な入院費用と引き換えに監禁するための施設である。ここの患者たちは、(主人公の芳子を除き)みな自分たちを歴史上の偉人や架空のヒーロー本人であるとの妄想を抱いているという精神異常はあるものの、善良でモデルとなった人物に匹敵するほどの技能や知識を有している者もおり、主人公は彼らの協力を得ながら、警察が対応できないような怪事件を解決していく。
なお、現実に第九号棟の患者たちのような症例はいわゆる精神分裂病、統合失調症の患者にみられる二重見当識とよばれるもの。妄想により誤った認識をしつつも、現実の見当識も保たれている状態である。作中のホームズ、ダルタニアンたちも一応は自分が「本物の」ホームズであると信じる一方で、世間では受け入れられないことを自覚している。