薄れゆく記憶のなかで
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監督の出身地である岐阜の魅力を生かした映像美に加え、七夕伝説をモチーフとし長良川を天の川と見立てるなど、ローカル色と普遍性が融合した構成である。
またカメラマン等以外は監督と全ての出演者が新人であり、音楽もすべてこの映画オリジナルである。
後半部分の映像が病院を舞台としたため色彩感に欠けること、大人達の描写がやや類型的であることが欠点として挙げられる。
映画公開終了後は、レンタル専用ビデオしかリリースされておらず、その数も少なかった。1999年12月にファンによるDVD化署名運動が起こり、2004年7月に市販向けDVDソフトが販売されることとなった。
映像作品以外には、この映画のシナリオが月刊シナリオ誌1992年9月号に掲載されている。ただし掲載されているシナリオは、ストーリー展開は同じであるものの、細部が映画と大きく異なっており、シナリオ原案と位置づけるべきものである。
ストーリー
1970年代の地方高校を舞台に、物理学を志望する女子高校生と、将来への目標を見出せずにいる男子高校生の出会いと別れを描く。ストーリーは、10年前の初恋を回顧する青年の独白から始まり、青春の甘美さ・残酷さとその蹉跌、更には主人公の内的世界の描写へと展開していく。