薔薇色の時代 (ピカソ)
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薔薇色の時代 (ばらいろのじだい、スペイン語: Período rosa) は、スペインの画家パブロ・ピカソが1904年から1906年頃にかけて制作した作品群を指す呼称である。
この時期は「青の時代」に続くもので、ピカソがパリのモンマントルの洗濯船に居を構え、ボヘミアンの詩人や作家たちとともに過ごしたことから始まったとされる。
作品の主題として、道化師やハーレクイン、曲芸師といった題材が取り上げられ、赤やオレンジ、ピンクやアースカラーなど、前時代(青の時代)と比較して明るく鮮やかな色調で描かれている。
ピカソの薔薇色の時代の作品は、直接的な観察よりも直感に基づいたもので、古代ローマ以前のイベリア半島の彫刻やオセアニア美術、アフリカ美術から影響を受けた「プリミティヴィズム(原始主義)」的な様式実験の始まりを示している。これらの試みは後に発展し、1907年の「アフリカ時代」へとつながり、その頂点として原始キュビスムの代表作『アビニヨンの娘たち』が生み出された。
