計算木論理
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作用素
論理作用素
論理作用素は や といった一般的なものである。その他にブーリアンの定数 true と false も使用することがある。
時相作用素
時相作用素には以下のものがある:
- 経路作用素(Path Operators)
- A - All: は現在状態から分岐する全ての経路で真である。
- E - Exists: 現在状態から分岐する経路のうち少なくとも1つの経路で が真である。
- 状態作用素(State Operators)
- N - Next: は次の状態で真である(X と表記されることもある)。
- G - Globally: はその後の全ての経路で常に真である。
- F - Finally: はその後の経路のいずれかの時点で真となる。
- U - Until: は、ある時点で が真となるまでは真である。これは、将来 が真かどうか検証されることを意味する。
- W - Weak until: は、 が真となるまでは真である。U との違いは、将来 が真かどうか検証される保証がない点である。"unless"" 作用素とも呼ぶ。
CTL* では、時相作用素は自由に混合できる。CTL では作用素は上記のように2つにグループ分けされ、経路作用素と状態作用素の組み合わせだけが可能である。後述の例を参照されたい。
作用素の最小セット
CTL には作用素の最小セットがある。全てのCTLの論理式は、この最小セットだけを使った論理式に書き換え可能である。これはモデル検査の際に便利である。最小セットの例として {false, , EG, EU, EX} がある。
以下に時相作用素に関する書き換えの例を示す:
- EF == E[trueU]
- AX == EX()
- AG == EF == E[trueU]
- AF == A[1U] == EG()
- A[U] == (E[U( )] EG )
例
P の意味が「私はチョコレートが好きだ」であるとし、Q の意味が「外は暖かい」であるとする。
- AG.P
- 私は今後何があろうともチョコレートが好きだ。
- EF.P
- 私がいずれそのうちチョコレートが好きになる日が来る可能性はある。
- AF.EG.P
- ある日絶対に(AF)、私はチョコレートを好きになり、永遠に好きな状態のままとなる。(生涯好き、ではない点に注意。人間の生涯は有限だが、G は無限を表している)
- EG.AF.P
- 今は私の人生で重大な岐路である。次に起きることによっては(E)、今後ずっと(G)、いつの日か必ず私はチョコレートを好きになる(AF)。しかし、もし悪いことが次に起きると、事態は全く違って、私がチョコレート好きになるかどうかは保証できない。
- A(PUQ)
- 今後、外が暖かくなるまで、毎日私はチョコレートが好きである。しかし一旦外が暖かくなると、もはや私がチョコレートが好きである保証はなくなる。また、たとえ一日であっても、将来外が暖かくなる時が来ると保証される。
- E((EX.P)U(AG.Q))
- 次のような可能性がある(E)。ある日からずっと外が暖かくなる(AG.Q)。その日までは常に、翌日に私がチョコレートを好きになる何らかのきっかけが存在する(EX.P)。