「データの詳細化」は、抽象的データモデル(例えば集合)を実装可能なデータ構造(例えば配列)に変換することである。
例えば、変数 x にある操作を行った後の値が x' ∈ {1,2,3} であるとする。この操作を x' ∈ {1,2} となる操作に詳細化し、さらに x' ∈ {1} となる操作に詳細化する。そして、x := 1 として実装する。同様に別の経路の詳細化によって x := 2 や x := 3 が得られる。ただし、x' ∈ {} となる操作(偽と等価)は実装不可能なので詳細化されない。空集合から要素を取り出すことはできないのである。
類似の用語として Reification(具象化)がある(Cliff Jones が使用した用語で、オブジェクト指向設計におけるデータモデルの詳細化を指す)。形式的な詳細化が不可能な場合の代替技法を Retrenchment(削減)と呼ぶ。