毎年美保関町で行われる神事は、国譲り神話に因むもので、美保神社の祭神事代主命が美保関の沖で釣りをしていたところに、国譲りの可否を問うために送られた使者が諸手船に乗ってやって来たという故事を再現しているとされ、「五穀豊穰、大漁満足、港繁盛」の感謝の意味も併せもっているといわれている。ホーライエッチャと言う行列で送り出された昔の装束をまとった氏子が9人ずつ二艘の諸手船に乗りこみ、対岸の客人社(まろうどやしろ)の麓まで行って折り返し、互いの船に櫂で海水をかけあって競漕し、舳先に挿した「マッカ」と呼ばれる飾りを神社に奉げる。