「遮熱」を理解するには、まず「放射」を理解する必要がある。断熱は、熱伝導による熱エネルギーの伝播を減ずることを意味するが、遮熱は、放射の侵入を遮蔽することを意味する。放射は、電磁波であり、熱エネルギーでないため、「遮熱」という表現には問題があるが、商品説明などに便利なため、一般に使用されるようになった。
太陽から地球に放射されている日射エネルギーも放射であるが、地球上の物質に吸収されるまでは、電磁波であり、熱量をもたない。日射は、何らかの物体に吸収された時点で、はじめて熱エネルギーに変換される。
よって、建物の窓などから、日射が侵入し、壁や床などで吸収され熱エネルギーに変換される前、これを遮蔽することを目的とした、ブラインドやルーバーなどのような遮蔽物の遮蔽効果を意味する。
省エネルギーなどの効果においても、根本的に断熱とは異なる効果を意味する。