金サッカ
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人物・来歴
本名は金 炳淵(きん へいえん、; 김병연、キム・ビョンヨン(ピョンヨン))、本貫は安東金氏であり、字は性深(せいしん; 성심、ソンシム)、号は蘭皐[1](らんこう; 난고、ナンゴ)である。漢字で「金笠」と書いて、訓読式に「キム・サッカッ」、あるいは漢字音で「キム・ニプ(김립)」「キム・イプ(김입)」などと呼ばれることもある[2]。日本では「金笠」と書き、発音の繁雑さを避けて「サッカ」と呼ばれるのが一般的である[2](本記事でも以下、「金笠(キムサッカ)」に統一する)。サッカ(삿갓)とは「編み笠」の意で、彼が編み笠をかぶって全国を放浪したことに因む俗称である[3]。
韓国においては、当意即妙で機知に富み、風流で自由奔放、諧謔に富んだ人生と作品には非常に人気があり、近年、小説やTVドラマでも盛んに取り上げられている[4][5]。
朝鮮全土を放浪して数多くの作品を作り庶民から親しまれたが、多くは口伝てであり、散逸しつつあった[6]。
日本統治下の1939年に李応洙によって初めて「金笠詩集」(京城学芸社〈朝鮮文庫〉)が編纂された。日本においては、その「金笠詩集」を、当時、朝鮮を旅行中だった三好達治が読み、「漂泊詩人金笠に就て」という評論を1941年に雑誌『文學界』4月号から5回にわたって発表[7]したほか、佐藤春夫が、金素雲の韓国詩訳詩集『乳色の雲』に寄せた序文「朝鮮の詩人等を日本詩壇に迎へんとするの辭」で彼に触れている[8]。
世俗のしがらみから飛び出して、放浪しながら奔放な詩を作ったという点で、日本の良寛や山頭火に比せられる[9]。
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