種子植物において、ある花期のうちに、個体内の個々の花が雌から雄へと性表現を変えることを指す。すなわち、開花時点では雌しべのみが成熟して花粉を受け取ることができるが(雌性期)、やがて雄しべが成熟し花粉を放出するようになる(雄性期)。性表現が変わる時期には、雌しべも雄しべも機能を持った両性期を伴うこともある(例; ザゼンソウ)。
両性花(ひとつの花に雌しべと雄しべがある)の場合、個体内の個々の花で性表現が雌から雄へと変わるものもあれば、花序単位で性表現が変わる場合もある。単性花(雄しべと雌しべが別々の花に分かれている)をつける場合、まず雌花が咲き、そのあと雄花が開花する。性表現の変化が個体全体で同調することもあり、この場合は、同じ個体が雌株として振る舞った後で雄株として機能することになる。
一般に風媒花の植物に多く見られる(イネ科、カヤツリグサ科など)。虫媒花では、モクレンやハス、サトイモ科植物で多く見られる。