作中の領主と奥方はブルトン人の貴族である。かれらには世継がなく、領主は魔女に助けを求める。奥方が子を得ると、魔女は領主の前に現れ、自らが妖精コリガン(Corrigan)であることを明かし、報酬として領主の愛を求める。領主はキリスト教の価値観にそった騎士の名誉を犠牲にして、魔女との約束を破る。
- "愛など与えぬ。わが愛は妻に。
- わが妻は産褥にある。
- わたしをたぶらかし、
- この幽谷のおまえの元へ引き寄せた獣を呪う。"
コリガンは3日後に死ぬ呪いを領主にかけるが、領主は神意に信頼を置き、このなりゆきを引き受ける。
- "三日後もわたしは安楽に生きていよう
- そして神が望んだときに死ぬだろう
- 老いによるものか、あるいはいつか
- キリスト教徒の勇ましき戦においてか"
3日後に領主は亡くなる。奥方も心痛のため亡くなり、かれらはともに葬られ、子供たちの成長を見ることはない。